カレーを美味しく!飴色玉ねぎを作る4つのコツ!切り方や時短方法も解説

なぜ飴色玉ねぎって美味しく感じるのでしょう?
生の玉ねぎは辛いのに、飴色は甘いというギャップでしょうか。
飴色玉ねぎは、カレーはもちろん、牛丼などの肉料理やスープにも使われます。
単体で目立つことはないけれど、美味しい料理の名脇役的存在ですね。
飴色玉ねぎを作ることができれば、料理のレベルが格段に上達します。
この記事では、以下のことを知ることができます!
■この記事で分かること
①焦げずに飴色玉ねぎを10分で作る方法
②あなた好みカレーに合うたまねぎの切り方
③超最強の時短アイテムの紹介
最強の時短アイテムは、カレーで有名なS&Bの「カレープラス 北海道産炒め玉ねぎ 」
【結論】失敗しない飴色玉ねぎの作り方を動画でまとめました
失敗しない飴色玉ねぎの作り方は動画でまとめてみました。
文章よりも動画派の方はこちらをどうぞ。
>【焦げずに時短】カレー用の飴色玉ねぎを簡単に作る方法の動画を観る
カレーを美味しくする飴色玉ねぎを時短テクで作り、焦がさない方法
飴色玉ねぎは作る際に、ただ普通に強火で加熱すると玉ねぎが焦げてしまい、
料理が台無しになります。
そこで大体の方は、弱火にして、玉ねぎが焦げないように、じっくりと加熱するのです。
焦げるというリスクを排除するにはそれが一番堅実です。
【しっかりと火を通す】【焦げないようにする】
この2つを同時にケアする正しい知識と方法があれば、弱火でじっくりと時間をかける必要はありませんよね。
時間をかけずに、飴色玉ねぎの状態に持って行くにはどうすればいいでしょうか。
それは玉ねぎ自身が早く飴色になるような環境を自分で作り出し、サポートするのです。
結論:玉ねぎを焦げずに早く飴色にするために必要な4つのコツ
まず結論を書きます。いわゆる時短テクですね。
①玉ねぎは強火で豪快に炒める(エンジン全開)
②塩をかけて、玉ねぎの中の水分を抜く(アクセル)
③焦げそうになったら、水を入れる(ブレーキ)
④蒸し焼きにする(仕上げ)
カーレースみたいな感じですが、いかに目的地(飴色)にたどり着くかをイメージすると
私の頭の中ではこうなります。
それでは早速、早く飴色にする4つのコツを一つずつ解説してします。
玉ねぎは強火で豪快に炒める
さあ、エンジン全開でいきましょう。
弱火で玉ねぎを炒める場合、飴色にするために必要な熱量に達するまで、かなり時間がかかります。
また加熱が不十分だった場合、玉ねぎに含まれている酵素「アリナーゼ」が辛味成分のイオウ化合物「アリシン」を作り続けてしまいます。
この玉ねぎの辛味を作るアリナーゼという酵素は十分な加熱によって、働かなくなります。
弱火でじっくりではなく、強火でしっかりと加熱しましょう。
火を通さないと、生の玉ねぎの辛味が残ってしまいますよ。
塩をかけて、玉ねぎの中の水分を抜く
強火で得られた大きなエネルギーを効率よく伝えるために、玉ねぎの中の水分は減らしましょう。
玉ねぎの中の水分は加熱を遅くしてしまうので不要です。
塩をひとつまみ入れることで、玉ねぎの中の水分が少しずつ抜けていきます。
玉ねぎの中の水を熱するにはエネルギーが必要ですが、熱々のフライパンの上では、水は一瞬で蒸発しますよ。どんどん玉ねぎの中の水分を外へ出していきましょう。
塩は飴色玉ねぎを早く作るためのアクセルだと考えてください。
玉葱に塩をかけると、青菜に塩と言う言葉通り、しおれます。
玉葱内の水分が出て、効率よく加熱が進むからですね。これを浸透圧といいます。
玉葱から出た水分、これは玉葱の涙といいます。涙の数だけ人生も味わい深く。そういうことですね。(やかましい) https://t.co/3fw9DBdUmx— マサラリーマン (@masalaryman) 2019年5月18日
焦げそうになったら、水を入れる
ここまでは、いかに玉ねぎに最大限の熱を伝えるかについて説明しました。
このままあなたが、何もせずに玉ねぎを放置しておくと、すぐに焦げてしまいますよ。
もし焦げてしまった場合、味をリカバリーするにはかなりテクニックが必要です。
そこで焦げる前に差し水をしましょう。玉ねぎが焦げるのを避けることができます。
差し水は、いわゆるブレーキの役目です。
さらに少しずつ水を加えることでもう一つの効果があります。
それは熱々のフライパンにある水はすぐに熱湯にかわり、玉ねぎを均一に加熱してくれる役割も果たしてくれるのです。
蒸し焼きにする
この工程はなくても大丈夫です。
水を50ccほど入れて、蓋をして、2分間蒸し焼きにします。
これは最後の仕上げです。玉ねぎに熱を全方向から伝えていきます。
蒸し焼きが終わったら、残った水を強火で飛ばしていきます。
玉ねぎに塩をかけてから10分くらいで飴色玉ねぎを作ることができますよ!
カレー用に飴色玉ねぎを作るときは、玉ねぎの切り方を工夫しよう
玉ねぎの切り方はスパイス・カレー研究家によってそれぞれ意見が違いますので、どれが一番良いとは言えません。
カレーの種類によって玉ねぎの切り方を変えていることもあります。
みじん切りやざく切り、スライサーを使った方法も。
実はそれぞれによさがあるんです。
早速見ていきましょう!
スパイスカレーの玉ねぎの切り方:とろみが出やすいみじん切りに
みじん切りにした玉ねぎは、調理の過程で水分を吸収するのでとろみが出やすくなります。
また、肉を使わずに野菜のみでカレーを作る場合はパンチが不足しがちですが、
みじん切りにした玉ねぎからコクが出るので、バランスの取れた味になりますよ。
しかし、問題点が・・・。
時間が経つと水分を吸いすぎるので食感が重たくなりがちです。
必要以上にドロっとしてしまいます。
調理してすぐに食べる場合はみじん切りがオススメですが、
寝かせて食べる場合は千切りが良いと思います。
ルウで作るカレーの玉ねぎの切り方:サラサラの仕上がりになる千切り
みじん切りと比較すると、千切りは水分の吸収率が低いのが特徴です。
なので、サラサラした仕上がりになります。
千切りの方が作った直後の味を維持しやすいので、千切りで調理することが多いかも。
みじん切りよりも簡単なので、
大量に作る場合は、千切りの方が都合がいいですね。
また、カレーをサラっとさせた方が米に良く合うんです!
飴色玉ねぎを絶対に焦げずに作る方法?最強の時短アイテム!
もっと手軽に作りたい!
そんな読者の意見が聞こえてきます。
そこで私がカレーを作るときに使うちょい足しアイテムを紹介します。
S&B カレープラス 北海道産炒め玉ねぎ
じっくりと炒められて、甘みと旨味がギュッと凝縮されたアメ色の玉ねぎは、
想像するだけでも美味しそうですよね。
しかし、飴色玉ねぎを作るには少し面倒な時もありますよね。。
そこで時短テクとして有効なのが、
カレーで有名なS&Bの「カレープラス 北海道産炒め玉ねぎ 」です。
玉ねぎなしカレーの記事でまさかの「炒め玉ねぎ」(苦笑)
しかし、そんなことを忘れてしまうくらい、
amazonに素敵なレビューがあったので、ここで共有します。
全ての主婦はこれを買うべき。
玉ねぎみじん切りにしてそれを飴色になるまでコトコト30分から45分……しゃらくさい!これ買いましょう。時給換算したらどう考えてもこれは効率的。天敵だった「飴色玉ねぎ」が私の味方になる。
余った時間で手の込んだ料理もできるし洗濯も裁縫もできる。
飴色玉ねぎ使った料理は男子供は大好きだから、
それらの食卓登場率が上がってみんなハッピー。
罪悪感覚える方もいると思うけど、今どき米を自宅で精米しないでしょ?そういう感じでいいと思う。
玉ねぎ飴色にするなんて自宅でやるより工業的に大量生産の方が圧倒的に効率いいんだから!
あとみんなが使えば需要が多くなって供給が増えて価格も安くなると思う。
美味しいカレーを作るために、
手間をかけるのもとても素晴らしいことです。
でも本当に大切なものは美味しいカレーだけではありません。
時短テクを駆使して、自由な時間を作りましょう。
自分の好きなことをしたり、
大切な人と過ごす時間を増やすことも、同じくらい素晴らしいことですよ。
カレーなどの料理がうまくなりたい人や理系のあなたに読んでほしい本
もし玉ねぎの成分や科学的な知識に興味を持った方がいましたら、こちらの本をオススメします。
今回紹介した玉ねぎの基本的な話も詳しく載っていますよ。
そもそも玉ねぎがスパイスの仲間だなんて知らなかった!なんて人はこの本で勉強しませんか?
スパイスの基本的な使い方やそれぞれのスパイスの性質を分かりやすく説明してある良書です。
あなたは、スパイスなんて普段料理で使わないから、読んでも意味がないと思っていますよね。
この本の始まりはですね、「料理上手はスパイスの使い方がうまい」と書いてあるんです。
そういえば和食に定着している「からし」や「わさび」、「生姜」もスパイスの仲間ですよ。
すでに、私たちはスパイスを使って料理をし、それを毎日何気なく食べているんです!
この本を読むことで、和食を含む料理全般のスキルが格段に上がりますよ。
私は何度も繰り返し読んでいますが、いつも新しい発見があります。
カレーやスパイスについての本はどんどん出版されているので、
どれを買うべきか迷う方もいるのではないでしょうか?
2014年からカレーを作り続けている筆者がおすすめのレシピ本をまとめました!
まとめ:飴色玉ねぎは焦がさずに時短テクを駆使して、簡単に作れる!
飴色玉ねぎは時間をかけずに、効率よく作ることができる。
コツは以下の4つ。
①玉ねぎは強火で豪快に炒める(エンジン全開)
②塩をかけて、玉ねぎの中の水分を抜く(アクセル)
③焦げそうになったら、水を入れる(ブレーキ)
④蒸し焼きにする(仕上げ)
実は、この内容をyoutubeの動画でも解説しています。

今回は料理の名脇役、玉ねぎについて紹介しました。
あなたも飴色玉ねぎを使って、美味しい料理を作ってくださいね。
今すぐカレーが作りたくなった方はこちらの記事がオススメですよ!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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