スパイスカレーを2014年から作り続けてきた筆者が、
初心者の皆さんにノウハウを全て公開します。
この記事では、今までスパイスカレーの作り方について書いてきた記事の総まとめ!
初めから読むことで「スパイスの選び方」から「物足りないカレーの味の決め方」まで、
初心者の皆さんが必ず一度はつまづく内容を7段階に分けて、徹底的に解決します。
それぞれの内容を記事にして、詳細情報をまとめてあるので、ブックマークしておくと
困った時に見返すことができますよ。
この記事で分かることはこちら。
①スパイスカレー作りのノウハウ
②失敗しない順番を7段階に分けて紹介
③スパイスについて詳しくなる方法
- スパイスカレーの作り方は実は簡単?流れは全部で7ステップ!
- まずは美味しいスパイスカレーを作る準備!チェックリストを公開
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:①テンパリングを極める
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:②ペーストを作る
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:③メインのスパイスを入れる
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:④水分を入れる
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:⑤肉を入れる
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:⑥味の調整
- 美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:⑦仕上げの香りを加える
- 美味しい薬膳カレーを作るために、スパイスの資格の勉強もしてみよう
- まとめ:スパイスカレーの作り方のコツで美味しく、健康に!
スパイスカレーの作り方は実は簡単?流れは全部で7ステップ!
スパイスカレーの作り方は、大まかに7ステップに分けられます。
ぱっと見は難しく感じると思いますが、1つずつ着実に行うことで
誰でも美味しいスパイスカレーが作れます。
まずは美味しいスパイスカレーを作る準備!チェックリストを公開
実際にカレーを作る前に、あなたがどんなカレーを作りたいか考えてみましょう。
以下の3つのカレーの要素を先に決めておくと作りやすいです。
①メインの具は?
②コク高め?それともあっさり?
③どんなスパイスを使うか?
メインの具はどうするか?
お肉のカレーでしょうか?それとも野菜、シーフードでしょうか?
豆を使ったベジタリアンのカレーも美味しいですよね。
なんとなく作りたいカレーがない場合は私のブログの記事のレシピ一覧を見て、
作りたいカレーのイメージを膨らましてみましょう。
コクは高め?それともあっさり?
スパイスカレーは使う油の量を自分で決めることができるので、
普通のルウを使ったカレーよりもあっさりとした味にもできます。
コクをつけるなら、ヨーグルトやバターを加えることで美味しくなるでしょう。
あっさりとしたカレーにしたいなら、キノコや鰹節などの出汁を加えるといいですね。
どんなスパイスを使うか?
カレー粉を使っても良いですが、せっかくなので単体のスパイスを使ってみましょう。
作るスパイスカレーの種類によりますが、必要最低限のスパイスを上げるなら、
ターメリック、クミン、コリアンダーの3つです。
辛さを足したいなら、チリペッパーを加えましょう。
使うスパイスの種類を増やすことで、あなたのカレーは何重にも香りの複雑さが増していきます。
個人的には使うスパイスは3~10種類程度に抑えておくと良いでしょう。
2014年から作り続ける私のおすすめのスパイスの一覧はこちらです。
在庫が少ないスパイスがあれば、以下の記事を参考にすると、
最寄りのスーパーよりも安くスパイスを購入することができます。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:①テンパリングを極める
・鍋に油を大匙2入れる
・マスタードシードやクミンシードなどのホールスパイスを入れて、弱火で加熱
(ホールスパイスの量は小さじ1/4くらい)
ホールスパイスを加熱しながら、成分を油に溶かすことをテンパリングと呼びます。
このテンパリングがうまくできると、スパイスの香りの土台が安定するので、
「本格的」なスパイスカレーに一歩近づきます。
テンパリングのコツは以下の記事にまとめました。
なぜテンパリングにはホールスパイスを使うの?
いきなりパウダースパイスのような粒度の細かいスパイスをこの序盤の段階で加えると、
焦げてしまい、カレーに強い苦みが出てしまいます。
うまく焦がさずに加熱できても、香りが飛びやすいので、
調理の序盤に入れても意味がありません。
ホールスパイスとパウダースパイスの違いはこちら。
おすすめのテンパリング用のスパイスは、マスタードシードです。
プチプチ食感が特徴で、南インドカレーのような本格的なカレーになります。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:②ペーストを作る
■2人分の作り方
・玉ねぎ(中1個)をみじん切りやスライスにし、飴色になるまで炒める
・ニンニク(1片)や生姜(1片)をみじん切りにして、炒める
・トマト(100g)を加え、上の写真のようになるまで、しっかり加熱・脱水する
玉ねぎは切り方によって、カレーの食感が変わります。
スライスにして、みじん切りにしたり、ミキサーにかけたり。
初心者のうちはみじん切りがおすすめです。
ぶんぶんチョッパーのような便利な調理道具を使うと時短にもなります。
他にも便利な調理道具があり、こちらの記事で紹介していますよ。
スパイスカレー用の玉ねぎを飴色に炒めるには?
玉ねぎを飴色にするコツは以下の通りです。
①強火で加熱する
②塩を加えて、水分を出す
③水を加えて、焦げないように加熱
④蓋をして蒸し焼きに
詳細はこちらの記事で紹介しています。
スパイスカレーのトマトは何を使うべき?
トマトは生のトマトが理想ですが、保存が難しかったり、大きさがまちまちだったりと、
初心者のうちに使うのは少し厄介です。
そこでおすすめしたいのが、トマトの缶詰め。
トマト缶にはカットとホールの2種類がありますが、
加熱後に甘くなるトマトを使用しているホールトマト缶がおすすめです。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:③メインのスパイスを入れる
・弱火にして、パウダースパイスを加える
・2分くらい弱火のまま炒めると美味しく
ここからは皆さんも悩みがちなスパイスについて説明します。
カレーで使うメインのスパイスは最低何種類必要?
使うスパイスは、まずこちらの3つの種類のスパイスをメインに考えていきましょう。
たった3つのスパイスだけでも、カレーとして成立しますよ!
①ターメリック 小さじ1/
②クミン 小さじ2
③コリアンダー 小さじ5
スパイスの配合について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
パウダースパイスの小さじ表記をグラムにしたい場合は、
ざっくりと「小さじ1 =2.0g」と覚えておき、1つの目安にするとよいですよ。
もちろん、スパイスの種類毎に重さのばらつきはどうしてもあるので、
実際に測定した結果をこちらの記事に記載して、まとめておきました。
もっと本格的なカレーを作りたい人におすすめするスパイスは?
カレーに辛さを求める人はレッドチリ、
辛い物はあまり得意ではない人はパプリカパウダーがおすすめです。
①レッドチリ(辛さアップ)
②パプリカパウダー(辛みが苦手な方)
レッドチリの分量は個人差があるので、まずは4人分で小さじ1/2から使ってみましょう。
ここまで紹介したスパイスは全部で4種類。以下にまとめてみます。
①ターメリック
②クミン
③コリアンダー
④レッドチリ
④’パプリカパウダー
全部スーパーで購入すると、だいたい15gで何円くらいになるでしょうか?
大手スパイスメーカーの商品と価格一覧を参考にすると、以下の通りです。
- ターメリックが18gで255円(税別)
- クミンが15gで185円(税別)
- コリアンダーが15gで190円(税別)
- レッドぺパーが15gで190円(税別)
⇒全部購入すると、820円(税別)です
※ちなみにパプリカは18gで195円(税別)
そこで、こちらのスパイスセットと比較してみてください。
スパイスが100gずつ入って、さらにガラムマサラまでついている値段とは思えないくらい、
お得になっています。
もちろんスパイス専門店の「神戸スパイス」さんの商品なので、品質は保証済です。
私も2014年からスパイスカレーを作り続けていますが、よく愛用しています。
スパイスをもっとお得に購入したい方はこちらの記事もどうぞ。
カレー初心者の方に試してほしい他のスパイスは?
基本的なスパイスは全部で以下の4種類でした。
①ターメリック
②クミン
③コリアンダー
④レッドチリ
④’パプリカパウダー
他にも入れておきたいおすすめのスパイスは、こちらの記事でまとめています。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:④水分を入れる
・水や牛乳、豆乳、コンソメスープなどの水分を400ml入れる
・中火で加熱し、ひと煮立ちさせる
スパイスを入れて、弱火で炒めたら、焦げる前に水分を入れましょう。
入れる水分によって、カレーの味の方向性が変わっていきますよ。
牛乳や豆乳でコクをつけてもいいし、
コンソメスープでもっと味を濃くしてもよいでしょう。
ココナッツミルクをつかって、エスニックに寄せるのもいいですね。
自分の好きな食材を使って、カレーのスープを仕上げましょう。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:⑤肉を入れる
・下処理をした肉(200g)を入れて、加熱する
下処理の仕方はいくつかあります。
塩コショウした後に炒めたり、ヨーグルトと混ぜて放置すると美味しくなります。
肉が柔らかくなる下処理については以下の記事にまとめました。
カレーの肉は何がおすすめ?
みなさんはカレーの肉はどれが好きですか?
カレー作りに相性に良い肉の部位と選び方は以下の記事にまとめました。
読者のあなたが次にカレーを作るとき、参考になればとても嬉しいです。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:⑥味の調整
・隠し味に自分の好きな食材を入れる
・塩を少しずつ加えて、味を確認する
カレーの隠し味をうまく使うことで、自分好みのカレーを作ることができます。
カレーのおすすめの隠し味は?
例えばおすすめなのが、インドのバターのギーです。
発酵無塩バターを溶かし、ろ過することで不要な水分や糖分、タンパク質などを除去しています。
オレイン酸やビタミンAやビタミンEなど、体によいと言われる成分を豊富に摂ることができます。
同じギーを選んで買うなら、できるだけ栄養価が高いものを選びたいですよね。
そこでおすすめなのは、
牧草をたっぷり食べたことを証明する、「グラスフェッド」表記がついている商品。
ギーの原料は牛や水牛、ヤギなどのミルクから作った無塩バターですが、
栄養価の高さは、やはり牛の飼育環境に大きく左右されます。
広々とした牧場で、健康的に飼育された牛のミルクを使用したものが理想的です。
グラスフェッドがついたギーで最安なのがこちらです。
■Amazonレビュー抜粋:
・お高いなと思いましたが、カレーに入れるとビックリするくらい美味しくなります。
・バターコーヒー用に購入し、その後もリピートしています。
バター以外の食材でカレーが美味しくなる隠し味については
以下の記事にまとめました。
美味しいスパイスカレーの作り方のコツ:⑦仕上げの香りを加える
・鍋にガラムマサラやカスリメティを加える
・1~3分ほど煮詰める
ガラムマサラやカスリメティは香りつけのスパイスなので、最後に入れることが多いです。
カスリメティについては、印度カリー子さんというカレー研究家の方が
テレビで使っていて話題になりましたね。
カスリメティの実際の使い方については以下の記事にまとめました。
美味しい薬膳カレーを作るために、スパイスの資格の勉強もしてみよう
これは直接的なスパイスカレーを美味しく作るコツではありませんが、
スパイスの効能や薬膳に詳しくなることで、あなたのカレーはただ美味しいだけではなく、
食べる人の健康も改善させることができます。
スパイスについて詳しくなるためには近道がありませんが、
資格の勉強をすることで「体系的」にスパイスの勉強ができます。
スパイスの資格はいろいろありますが、以下の記事で比較した結果を紹介すると、
薬膳マイスターがおすすめです。
薬膳マイスターはどんな人におすすめ?
薬膳マイスターはこんな人におすすめです。
・美味しくて健康な料理が作りたい
・美容やアンチエイジングに興味がある
・ダイエットを成功させたい
薬膳マイスター養成講座の料金やサービス
薬膳マイスター養成講座の詳細をまとめました。
2021年にリニューアルしており、学びやすくなっています。
認定団体 | 一般社団法人 和漢薬膳食医学会 |
料金(税込) | 38,700円 |
メイン教材 | テキスト4冊・DVD2枚 和漢膳レシピ集あり |
添削 質問 | 4回・質問可能 |
特典 | 富山和漢膳カレー |
学習期間 | 4ヶ月+無料延長期間6ヶ月 |
中医学に基づいた食生活や薬膳調理の基礎と食材220種類の効果・効能が学べます。
通信講座のがくぶんのメリットとして、課題がネット提出できます。
全国どこでも受講できるサービスのため、あなたがどこに住んでいても、
同じように講座を受けることが可能です。
家事や育児、あるいは仕事の合間にマイペースで進めながら自宅で資格が取れるというのも、
高いポイントです。
資料請求は無料なので、とりあえず興味があれば、取り寄せてみてくださいね。
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まとめ:スパイスカレーの作り方のコツで美味しく、健康に!
この記事の内容をまとめます。
スパイスカレーの作り方は7ステップに分けられます。
ぱっと見は難しく感じると思いますが、1つずつ着実に行い、関連した記事を読むことで
誰でも美味しいスパイスカレーが作れますよ。
もっと美味しいスパイスカレーを作るコツは?道具や本をそろえよう!
ある程度カレーを作れるようになったら、1冊レシピ本を買ってみましょう。
もっと多くの種類の本格的なカレーを作ってもいいですし、
スパイスの効果・効能について勉強するのも良いでしょう。
ただ、実際にレシピ本を調べてみても、
カレーの本って結構多いんですよね。
そもそも、人によって興味分野や料理の経験値が違うので、
全ての人にとって、最高の1冊は存在しません。
そこで、学生時代に一人暮らしを始めて、
包丁を握り、カレーに夢中になった筆者が
料理の初心者からカレーの上級者まで、
あなたのレベルに合わせた料理本を提案している記事がこちらです。
レシピ本についてはあまり興味がなく、
調理などの実践メインでカレーをどんどん美味しく作っていきたい方は
便利な調理道具を紹介しているこちらの記事がおすすめですよ。
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