【一覧】カレー・料理で便利!スパイスとハーブの小さじ1のグラム換算

スパイスから作るカレーのレシピをみると、
スパイスの分量が小さじで書いてあったり、
グラム数で書いてあったり、バラバラで困ってしまいますよね。
そこで、2014年からスパイスからカレーを作り続けている筆者が、
実際に料理でよく使うスパイスの重さを一覧にしてみました。
①パウダースパイスの小さじ1の重さ
②ホールスパイスの小さじ1の重さ
③乾燥ハーブの小さじ1の重さ
④適切なスパイス類の保存方法
カレーで使うパウダースパイスの重さは?小さじとグラム(g)の換算表
実際に測定しました。
赤缶カレー粉 2.0g
ガラムマサラ 1.9g
クミンパウダー 2.3g
コリアンダー 1.8g
シナモン 2.3g
ターメリック 3.0g
チリパウダー 1.8g
ナツメグ 3.0g
パプリカパウダー 1.7g
フェヌグリーク 3.0g
ブラックペッパー 1.8g
※クリックでスパイスの説明記事へ
小さじの重さが不明のパウダー系の調味料は、
とりあえず「小さじ1=2.0g」を目安にしておくことをおすすめします
ちなみに、「小さじ1=3.0gのターメリック」は、色味をつけるスパイスなので、
若干量が少なくても、あまりカレーの味には影響はありませんよ。
カレーで使うホールスパイスの重さは?小さじとグラム(g)の換算表
実際にホールスパイスを測定しました。
カルダモン 2.9g
クミンシード 2.6g
クローブ 2.5g
フェンネルシード 2.5g
花椒 (ホアジャオ) 1.4g
マスタードシード 3.1g
※クリックでスパイスの説明記事へ
中身が詰まっていない花椒は1.5gと軽いですが、
それ以外はだいたい2.5~3gくらいの結果になりました。
先ほど説明した「パウダースパイス」と「ホールスパイス」の違いはこちらで解説。
ホールスパイスの使い方とお得な入手方法
もしかしたら、皆さんが聞いたことのないスパイスもあるかもしれませんね。
ざっくりとした使い方を説明すると、
辛みが欲しい方は、花椒やマスタードシードを加えてみましょう。
香りが欲しい方は、カルダモンやカスリメティがおすすめです。
スパイスをお得に購入したい方はこちらの記事をどうぞ。
日本に輸入されているスパイスの質は高く、これらの専門店なら保存状態も完璧です。
アマゾン版!スパイスを1種類ずつ安く買える専門店
楽天版!スパイスを1種類ずつ安く買える専門店・通販サイト
料理で使う乾燥状態のハーブの重さは?小さじとグラム(g)の換算表
最後にハーブ(乾燥状態)も測定しました。
あまりカレーに使わないハーブもありますが、パスタ等を作るときにも役に立つはずです。
オレガノ 1.5g
カスリメティ 0.6g
セイボリー 1.2g
セージ 0.4g
タラゴン 0.8g
チャービル 0.6g
ディル 1.0g
パセリ 0.6g
バジル 0.8g
ペパーミント 0.6g
マジョラム 0.5g
ローズマリー 1.2g
※クリックでスパイスの説明記事へ
カスリメティは、最近のスパイスカレーの仕上げによく使われるハーブです。
フェヌグリークの葉を乾燥させたもので、甘い香りとほんのりのした苦みが特徴です。
実際にカレーに入れると写真映えもするので、ぜひ使ってみてください。
Amazonレビュー抜粋:
・独特の香りですが、香りを嗅いだ瞬間、確かにコレこそが、あの高級インド料理専門店のバターチキンの香り、家庭では出せない 何かが足りないと追い求めていた答えでした
乾燥ハーブの重さを大雑把にまとめると、
「小さじ1=1.0g」といった目安になります。
小さじ1のスパイスの重さは、保存状態によって影響。湿気との戦い
スパイスの保存状態が悪いと、劣化しやすいのが、「香り」ですが、
実は重さも若干増えていきます。空気中の水分を吸ってしまうからですね。
スパイスの利きが悪くなったり、酷いとカビの原因にもなるので、
購入したら、しっかり保存しましょう。
気をつけることは、以下の3つです。
①熱 香りが劣化
②光 色と香りが劣化
③湿気 カビの発生、重さの上昇
香りや重さが変わることで、
皆さんの作る料理の味が安定しなくなってしまいます。
いつもと同じ量のスパイスをいれても、自分の欲しい香りや色が出なくなるからです。
これらのことをふまえ、スパイスの保存容器の必須条件をあげました。
②重ねやすいこと
③湿気から守ってくれること
密封性が高く、重ねやすい容器
匂いのつきにくいガラス容器がおすすめです。
よくカレーを作る方も愛用している商品です。
こちらの商品も重ねることができるので、収納しやすく便利です。
スパイスや乾燥ハーブの湿気対策は珪藻土の商品がおすすめ
密封がうまくできても、湿気対策は難しいです。
そこでおすすめしたいのが、珪藻土。
◆ 珪藻土とは・・・ ◆
珪藻土は珪藻(植物性プランクトンや藻など)の殻が化石化して、約1000万年前に地球の海や川、湖に堆積したものです。
表面に微細な穴(細孔)を持っており、粒径の平均径0.05mmに対し、0.1μ~0.2μmの大きさの超微細な穴が無数に空いています。
この穴が水分を吸収したり放出したりすることで自律的な調湿作用を行います。
東京の大久保にある有名なカレー屋、魯珈の店主のえりつぃんさんも
珪藻土のスプーンを即買いするほどです。
即買い。湿気を吸い取る+小さじサイズとはスパイスにぴったり!
徒歩通勤にしてからSHiDAXの跡地がニトリと知る。灯台もと暗し。 pic.twitter.com/UK7XUHRx1w— えりつぃん~魯珈店主~ (@erichincurry) May 10, 2020
下の商品はスプーンだけでなく、珪藻土のブロックが2つもついてきます。
珪藻土ブロックを入れておけば、お手持ちの茶さじや計量スプーンと組み合わせて使えますよ。
これを入れるだけで、スパイスの湿気対策は確実にオッケーです!
珪藻土ブロックのみ欲しい場合はこちらのセットもいいですね。
割って使うことができるので、どんなサイズの容器にも対応できます。
スパイスやハーブの種類別!フレッシュハーブの適切な保存方法は?
スパイスやハーブの保存方法について、
更に詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめています。ご参考まで。
スパイスはメーカーによっても、小さじ1の重さ、グラム数が変わる?
スパイス大手のエスビー食品の重量目安表のページを参考にすると、
私が持っているスパイスの結果と若干異なる結果になりました。
スパイスのメーカー差にも着目し、SNSのフォロワーさんにも協力していただきました。
ターメリックパウダー 2.8g
クミンパウダー 2.4g
クミンシード 3.0g
コリアンダーパウダー 2.2g
コリアンダーシード 軽くて測定不可調理前に乾煎りするのでもう少し軽くなりますが、
瓶から小さじすり切りで取り出し計測した場合こんな感じです。— まちゃ (@ayamacha) January 21, 2022
私の計測結果とは、重かったり、軽かったりしていますね。
小さじ1を基準としていますが、そもそものキッチンスケールの測定誤差や
パウダー1粒の大きさやかさ高さ(押し固められ度)、水分量で変わってくるとは思います。
したがって、0.2gほどは「ばらつく」と思っておくのがよいでしょうね。
この記事のテーマを考えると、少し本末転倒かもしれませんが、
「スパイスの小さじ1の重さはあくまでも目安」という考え方が重要です。
ちょっとくらいスパイスの量が違っても、カレーの味にはそこまで問題ないことも
覚えておきたいです。
カレーは実はとても懐の広い料理なんですね。
だから自分はカレー自体を愛し、
今でもスパイスからカレーを作り続けているのかもしれません。
【目安】小さじ1のスパイスや乾燥ハーブの重さ、グラム(g)のまとめ
この記事の内容をまとめます。
①乾燥ハーブ 1.0g
②パウダースパイス 2.0g
③ホールスパイス 3.0g
※種類によってばらつきアリ
一覧にすると、めちゃくちゃざっくりしていますが、わかりやすい数字に丸めてみました。
「1,2,3」と覚えやすいですね。
また今回の記事では、スパイスの保存を適切に行うことも大切だと説明しましたね。
適切な保存を行えば、スパイスの重さ当たりの香りが変わりにくくなるので、
作る料理の味が安定し、美味しくなります。
スパイスの保存容器も含む、私が厳選したカレーの調理道具については、
こちらの記事でまとめています。
この記事でいろんなスパイスの重さを知ることができました。
ぜひカレーやスパイス料理でお役立てください。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント