【大満足 】一条もんこさん「レトルトカレーのアレンジレシピ」の感想

カレー・スパイス料理研究家である一条もんこさんが『あなたの知らない レトルトカレーのアレンジレシピ』という書籍を出しました。アマゾンの先行予約販売で爆発的に売れています。
スパイスで作るカレーが大好きで、カレーの魅力は、料理するときにスパイスの香りを楽しむこと、味の変化を楽しむことだと思っていた私が、
お湯で温めてかけるだけというレトルトカレーという存在のアレンジレシピが気になり、
一見作る楽しみを奪いそうな「レトルトカレーのアレンジレシピ」という本を書い、
なぜか大満足しています。
しかも、その本のレビューを書いて、一人でも多くの方にこの本を広めたいと思っています。
料理やスパイスが好きな自分は、正直困惑しましたが、ついに、はっきりと答えが出ました。
皆さんに、この本をオススメしたい理由は以下の3つです。
①カレーのアレンジの仕方がわかり、スパイスカレーのレパートリーが広がったから
②あえて激安のレトルトカレーを使っているので、コスパが良いから
③時間がなくても、美味しいカレーが簡単に作れてしまうから
追記:著者の一条もんこさんがこの記事を読んでくださり、このようなコメントをくださりました!
ありがたいお言葉です。。
SNSで憧れの人とも繋がることができる今の世の中は、すごいですね。
震えました( ;∀;)今回の本への気持ちをそっくり記事にしていただいたような、、!!まさにこの気持ちで作った渾身のレシピです。
ありがとうございます 涙 https://t.co/vAhTt4y6rF— 一条もんこ (@monko1215) 2019年6月6日
「年間レトルトカレー3000食!?」 一条もんこさんを調べてみた。
まず著者の一条もんこさんを簡単に紹介しますね。
新潟県出身であり、カレー・スパイス研究家。
2019年は故郷の新潟を「カレー県」にしようと精力的に活動しています。ブログ、SNSは以下の通り。
ブログ:カレーの先生。
カレーの虜になって30年以上の彼女は、年間で800食のカレーを食べ、レトルトカレーにおいては、3000食以上を実食しています。
2019年度のよこすかカレー大使であり、マツコの知らない世界や「カレーの門戸」などのテレビ出演を果たしている、カレー界のマドンナ的存在です。
カレー界では有名な水野仁輔さんや印度カリー子さんとも交流があります。
カレー界の大先輩、水野仁輔さんにレシピ本をお渡ししました。
水野さんの本でカレーを学んできた身としては本当に光栄であり不思議な気持ちです。(><)
ありがとうございます!! pic.twitter.com/sD6XLhWOgP— 一条もんこ (@monko1215) 2019年5月29日
やっと!印度カリー子ちゃんに会えました♡
意外と会う機会がなかったので、、何年か越しです。透明感半端なくかわいすぎました(*´ω`*)
大学生でいながらスパイスショップを経営したりと、知性溢れるまっすぐな生き方。本当に素敵です。 pic.twitter.com/afLQceDjug— 一条もんこ (@monko1215) 2019年5月22日
とにかくカレーを愛し続けている女性ということがわかります。
そんな彼女が書いた「あなたの知らないレトルトカレーのアレンジレシピ」という本を買い、皆さんにオススメしたい理由を紹介します。
一条もんこさんの本をおすすめする理由①
アレンジの仕方がわかり、カレーのレパートリーが広がったから
まずは、過去の私のような「スパイスカレーこそが正義」という方に向けて書きたいと思います。
スパイスを使うことのメリットはたくさんあります。
私のブログの人気記事の一つもスパイスの効果の記事です。

ただ、著者の一条もんこさんは、おそらく私やあなたより数倍、いや数十倍のスパイスの知識やカレーを作った経験があります。
少し考えてみてください。
あなたは年間で800食カレーを食べ続けられますか?
スパイスの専門家という肩書きで、なぜレトルトカレーのアレンジレシピの本を書いたのか?
何か理由があるはずです。
カレーの近代の歴史を考えてみます。
「カレー界の有名人、水野仁輔さんは、当時まだそれほど世間に広まっていないスパイスカレーの作り方を試行錯誤しながら、作り方を体系化し、書籍を出版しました」
私の中で水野さんは、「カレーのもつ複雑なスパイスの要素を世の中に広めた人」です。
一条もんこさんは違います。
「スパイスの専門家でありながら、カレーという存在をもっと世の中で広めたい。すでに世の中に出回っているレトルトカレーをアレンジし、世の中の人をカレーの深い世界に引き込みたい」
水野さんの逆ですね。
もんこさんは、「簡単なカレーの要素を世の中に広め、複雑なスパイスの世界に引き込む人」です。
レシピの内容は著作権に反するため、詳しく書けませんが、
「レトルトカレーにある食材を加える」というコンセプトでアレンジレシピは書かれています。
スパイスを使わずに作るレシピがほとんどです。
最終章にスパイスを使ったレシピもありますが、全体の10%ほどです。
それでも本を読むことで、意外な食材がカレーにあうことが分かります。
奇跡のような出会いを目の当たりにしたあとは、さっき見つけたばかりの意外な食材と自分が作るスパイスカレーの相性を試したくなる衝動に駆られます。
ある程度自由にスパイスカレーを作れる人ほど、実は読んでほしい内容の本です。
一条もんこさんの本をおすすめする理由②
あえて激安のレトルトカレーを使っているので、コスパが良いから
次にカレーを食べることが大好きな人に向けて書きます。
一条もんこさんは本の中でこのように言っています。
100円代のレトルトカレーはシンプルに作られていて、クセがなく、アレンジに最適。
そうなんです、一つ500円以上する高級なレトルトカレーを使わなくていいんです。
レトルトカレーの調理法は、お湯で温めるだけ!
非常食に用いられるくらい、保存も効くので、安い時に大量に買っておけばいいんです。
本に書いてあるレシピも本格的なスパイスを使わずに、普通の食卓に置いてあるもので作れるものばかりなので、すぐに実践できます。
スパイスが必要なレシピもありますが、スパイスは少量なら、ダイソーなどの100均の調味料コーナーで買うことができますね。
さあ、カレー大好きなみなさん。
大好きなカレーを自分の手で作ってみたいと思いませんか?
お腹いっぱいに自分の好きな食材を使ったカレーを食べたいと思いませんか?
「えっ、普段は働いて時間がない?」
「家事と育児の両立で大変?」
「レトルトカレーだと手抜きだと思われる?」
そんな風に思った方は次の文章も読んでください。
一条もんこさんの本をおすすめする理由③
時間がなくても、美味しいカレーが簡単に作れてしまうから
最後に、毎日が忙しいと思っている方に書きます。
私もサラリーマンなのでわかっているつもりですが、忙しくて、本当に時間がありませんよね。
なぜ1日は24時間しかないのでしょう?訳がわかりません。
忙しいとついついスーパーの惣菜やらインスタントヌードルを食べてしまいがちですが、ここはレトルトカレーを試して欲しいのです。
レトルトカレーのアレンジレシピはフライパン一つでできるものばかりで、簡単です。
野菜を使ったレシピもあるので、栄養バランスが整いますよ。
小さなお子さんと一緒に料理をしたい方にはうってつけです。
小学生くらいなら火に気をつければ、一人で作れます。
お子さんが作ったカレー、一緒に食べたくないですか?「すごく美味しくできたね!」って褒めたくないですか?
料理の手を抜きたくないという方も、いくつかのレシピの内容はとてもクオリティが高いので、レトルトカレーで作ったとは思えません。
時間のない現代人にこそ、家族の絆が薄れてきている世の中だからこそ、一度買って、レシピの内容を試して欲しいと私は思います。
スパイスで作るカレーは簡単レトルトカレーのレシピに負けるのか?
この本のレビューを書くにあたり、スパイスカレーは簡単、お手軽なレトルトカレーに負けてしまうのではないかと考えてしまいました。
でもそれは杞憂でした。
この本はカレーという世界の入り口を広げるための本だったのです。
「作るときにスパイスの香りを楽しめる」というスパイスカレーの魅力はレトルトカレーにはないものだし、「いつでも好きな時に、手軽に作れる」レトルトカレーの魅力はスパイスカレーにはないものだと思います。
つまり、勝ち負けなんてものはありません。
最後に、忙しい現代に生きるあなたへ。
今回紹介した「あなたの知らないレトルトカレーのアレンジレシピ」を読んで、
思いっきりカレーの魅力に取り憑かれて、毎朝レトルトカレーを食べたり、
スパイスの香りが大好きになって、成分や効果を調べてたり、
大好きな人の家に遊びに行って、「家にある適当な食材」でめちゃくちゃ美味しいレトルトカレーのアレンジをバッチリ決めて、驚かせてみたりしてみませんか?
カレーは自由です!
それぞれが自分の好きなようにカレーを楽しんでみてください。
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