チャーハンを簡単にパラパラにする3つのコツ!スパイスで味付けも。

本格的な炒飯(チャーハン)を作りたいなら、パラパラにするのは必須ですよね。
パラパラにする方法はいろいろありますが、一般的な家庭のキッチンの設備で実践できることは、
実はあまりありません。
中華鍋がなかったり、火力が足りなかったり。
設備的に無理な要因で、パラパラにならないことが多々あります。
この記事では、一般的な家庭のキッチン設備でも簡単にパラパラにできる方法を紹介します。
この記事で分かることはこちら。
①炒飯がパラパラにならない理由
②誰でも炒飯をパラパラにする3つのコツ
③スパイスで味付け!本格炒飯のレシピ
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これではチャーハンをパラパラにならない!よく耳にする面倒な方法
キッチンの設備によっては、パラパラになるとは思いますが、
手間がかかって面倒な割には、うまくいかない方法はこちら。
①冷凍・冷えたご飯を使う
②溶き卵を事前に混ぜておく…などなど
これらの方法でチャーハンを作っている場合は、
パラパラになりにくいと思います。
これらの方法は、米に効率的に熱が伝わらないからです。
火力が出しにくい家庭のキッチンでは、いかに効率よく熱を伝えるかがポイントになります。
熱が伝わらないと、米などの材料に含まれている水分が飛びません。
「パラパラにならない=水分が多すぎる」という理解です。
冷えたご飯は、水分が少ないという理由で、よく紹介されますが、
そもそも米を炊くときに、米を固めに炊けばよいだけです。
また溶き卵をあらかじめ混ぜておくと、表面がコーティングされるので、
パラパラになるというのもありますが、
どうしても食感がぼそぼそしたり、若干ですが卵感が強くなるため、
好き嫌いが分かれるチャーハンになります。
卵とご飯のバランスが悪いと、べちゃっとすることもあるので、おすすめしません。
もう一度、パラパラになりにくい方法を見てみましょう。
①冷凍・冷えたご飯を使う
②溶き卵を事前に混ぜておく…などなど
いや、けっこう面倒くさいですよね。
それなのにパラパラにもなりにくいって。うまくいかなかったら、残念すぎます。
そこで私が提案したいのが、簡単にチャーハンをパラパラする方法です。
たった3つのことを意識するだけで、誰でもパラパラチャーハンが作れますよ。
チャーハンをパラパラにするコツ!誰でも簡単にできる方法3つ
チャーハンをパラパラにするコツは3つです。
①タイ米と日本米をブレンドする
②事前に材料は切り、細かくしておく
③油は自分が思うより多めに
1つずつ詳しく説明します。
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チャーハンをパラパラにする秘密の方法は、タイの米とのブレンド!
まずは皆さん、普段食べているお米(ジャポニカ米)とタイ米の違いはご存知ですか?
ジャポニカ米とタイ米の特徴を知ることで、カレーに合わせて使い分けることが可能です。
ジャポニカ米の特徴は、実はチャーハンに不向き!パラパラになりにくい
ジャポニカ米とは、皆さんおなじみの普段食べている米の種類です。
①形:丸みがある
②味:甘みと粘りが強い
③炊き上がり:ふっくらとしている
※日本や朝鮮半島で食べられている
粘りが強いため、「水洗いをして、ぬめりを取り除く」なんて猛者もいますが、
基本的にこの方法はおすすめしません。
ぬめりを取り除いたあと、しっかり脱水するのが面倒だからです。
脱水がうまくいかないと、米は冷えているし、水分は多いしで、
べちゃべちゃのチャーハンになる可能性が高まるだけです。
また炊き上がりがふっくらしているのも、チャーハンにはマイナスポイント。
タイ米(インディカ米)は、チャーハンをパラパラにするのに適している
タイ米は「インディカ米」とも呼ばれています。
チャーハンに適しているご飯なんです!
①形:細く長い形
②味:あっさりとしている
③炊き上がり:パラっとしている
※東南アジア、中国などで食べられている
味があっさりしているので、チャーハンの味付けがしやすいです。
炊き上がりもパラっとしているため、チャーハンをパラパラにするのは、かなり簡単です。
なぜならすでにパラパラだからです。
だからといって、
タイ米を普通の炊飯器で炊いても、日本人の味に合わないし、美味しくないのでは?
と思うかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、いいとこどりのハイブリッドライスです。
チャーハン以外にもカレーに使える美味しいライスです。
タイ米(ジャスミンライス)とジャポニカ米の良いとこどり!
いいとこどりのハイブリッドライスの作り方は超シンプルで、
「ジャスミンライスと普段の米を1:1で混ぜて炊く」だけ!
水分量はいつも通りでオッケーです。
パラっとして香り高いジャスミンライスと
ふっくらしたジャポニカ米を混ぜることで、
日本人が食べるチャーハンにベストなパラパラな米が炊飯器で作れます。
チャーハンだけでなく、カレーにも合うので、簡単に使いきることができますよ。
Amazonレビュー抜粋:
・冷めても適度にまとまっている粘り気はあり、ジャポニカ米ほどネチネチしていないため、チャーハンが簡単においしく出来る上に、フライパンで作るパエリアなども火が通りやすいためか日本米のときのように焦がしたり失敗しませんでした。
チャーハンをパラパラにするコツ!事前に材料は細かく切るべき理由
ここからは、具材についても説明します。
具材はできるだけ細かく切りましょう。
細かく切ることで、断面の表面積が増え、火が通りやすいですし、
野菜に含まれている水分も出やすくなります。
好みもありますが、大きさとしては、米粒よりも2回り大きめに切りましょう。
チャーハンに使う具材で
おすすめの具材と注意したい具材は以下です。
ベーコン、にんにく、にんじん
■注意したい具材
「もやし」など水分が特に多い食材
もやしは、水分が多い野菜なので、パラパラを目指すチャーハンには不向きです。
どうしても具に、もやしを使いたい場合は、
別のフライパンで炒めておき、あとから混ぜることをおすすめします。
チャーハンをパラパラにするコツ!油が多めだと味付けも決まる理由
油が多いと、それだけ具材がカリカリに炒めることが可能です。
どうしても油は少なめにしてしまう方もいると思いますが、
パラパラのチャーハンを作りたければ、ある程度の油の量は重要です。
特に今回紹介したいチャーハンは、スパイスカレーやペペロンチーノで使われることが多い、
ニンニクの油炒め(テンパリング)を行います。
ニンニクの風味を油に抽出することで、
味付けがしっかり決まる美味しいチャーハンを作ることができます。
テンパリングについて、知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
スパイスで味付け!本格パラパラチャーハンの作り方【材料編】
材料を紹介します。
実際に切った材料を写真に残しておきました。
フライパンに火をつける前に、材料は細かく切っておきましょう。
■パラパラチャーハンの材料(1人分)
【テンパリング用】
サラダ油 大さじ1と1/2
ニンニク 3片 (切り方は後述)
クミンシード 小さじ1/2(あれば)
鷹の爪 1本(あれば)
【一般的な材料】
アツアツのご飯 200g
卵 2個 (溶いておく)
肉 40g (みじん切り)
長ネギ 1/4本(みじん切り)
塩 小さじ1/2
醤油 適量
お酒 小さじ1
黒胡椒 適量(あれば)
五香粉 数振り(あれば)
⇒写真のように細かくみじん切りに
クミンシードはプチプチ食感のために入れてます。
クミンは栄養価も高く、ダイエット効果も期待できるので、ぜひ使ってほしいスパイスです。
クミンの効果・効果については、こちらの記事が参考になります。
ニンニクの切り方は工夫してみよう
1人分のニンニクは3片ですが、
1片はみじん切り、残りの2片はスライスで切ることで、食感が変わります。
私はにんにくを油で揚げて食べるのが好きなので、スライスも入れています。
ココは好みなので、すべてみじん切りするのもいいと思います。
手を汚したくない方は「ガーリックプレス」でお手軽にみじん切りができますよ。
スパイスで味付け!本格パラパラチャーハンのレシピ【調理編】
実際の作り方を紹介します。
材料はすべて切り、卵は割って溶いておきましょう。
火をつけたら、チャーハンの調理は止まりません。
下準備をきちんとしておくことで、火をつけてから焦らずにすみます。
⓪ご飯を炊く。ハイブリッドライスがおすすめ!
ご飯はアツアツの状態を用意したいです。
普段の米だけの場合は、水をいつもより少なめにし、固めで炊きましょう。
タイ米を使うハイブリッドライスを作る場合は
「タイ米と普段の米を1:1で混ぜて炊く」だけ!
水分量はいつも通りでオッケーです。
パラっとして香り高いジャスミンライスと
ふっくらしたジャポニカ米を混ぜることで、
日本人が食べるチャーハンにベストなパラパラな米が炊飯器で作れます。
チャーハンだけでなく、カレーにも合うので、簡単に使いきることができますよ。
Amazonレビュー抜粋:
・冷めても適度にまとまっている粘り気はあり、ジャポニカ米ほどネチネチしていないため、チャーハンが簡単においしく出来る上に、フライパンで作るパエリアなども火が通りやすいためか日本米のときのように焦がしたり失敗しませんでした。
①油を入れて、ニンニクなどのスパイスを加熱する
冷えたフライパンに油を入れて、
スライスしたニンニク、クミン、鷹の爪を弱火で加熱します。
あくまで弱火で焦がさないように、じっくりといきましょう。
まだ卵などの具材を入れていないので、焦る必要はありません。
スパイスたちの香りがしてきたら、次の工程にすすみます。
②肉を炒めて、油でカリカリにする
肉の旨味を油に移す工程です。弱火から中火にして、どんどん油を出していきます。
ある程度肉に火が通ってきたら、長ネギやみじん切りにしたニンニクを加えます。
③溶き卵を一気に加え、ヘラでざっくり混ぜる
ここからは調理を止めずに一気にいきます。
火力も強火にします。どんどんフライパンの温度を上げていきましょう。
ヘラで一度ざっくりと混ぜたら、すぐにアツアツのご飯を入れます。
ご飯を入れたら、よくほぐし、しっかりと水分を飛ばしましょう。
④最後に鍋肌に調味料を加えて、香り付け&しっとり
最後に醤油とお酒、塩、黒胡椒、五香粉を加えます。
チャーハンに直接かけるのではなく、鍋肌にたらすイメージで加えると
香りがつき、ほんの少しだけしっとりします。
お椀にチャーハンを敷き詰めて、ひっくり返すときれいな形になりますよ。
パラパラチャーハンの完成です!
アツアツのうちに召し上がれ!
当ブログでは、チャーハン以外にも多くのスパイスを使った料理を紹介しています。
手作りコーラや本格麻婆豆腐をおうちで作って、誰かを驚かせてみませんか?
チャーハンをもっとパラパラにしたい方へ。フライパンは鉄製を使おう
もっとパラパラにしたい!
プロ並みのクオリティで誰かを喜ばせたい!
そんな方は、もっとフライパンの火力を上げてみましょう。
普通のテフロン加工のフライパンでは、火が強すぎるとコートが劣化してしまいます。
そこで鉄製のフライパンの出番です。
空焚きしても劣化しませんし、しっかりと手入れすれば長持ちしますよ。
鉄製のフライパンを使えば、パンケーキなども美味しく作れます。
キャンプやアウトドアにもぴったりですね。
パラパラにしたチャーハンをもっと本格的に!五香粉をかけてみよう。
五香粉というスパイスを皆さんはご存知ですか?
五香粉は中華でよく使われるスパイスを混ぜたミックススパイスで、
山椒(花椒)や八角などが入った少しかけるだけで、一気に本場中国の香りがするスパイスです。
山椒の清涼感のある辛みや八角の特徴的な香りが楽しめます!
チャーハン以外に、麻婆豆腐にかけるのもおすすめですよ。
五香粉についての説明、自分で作る方法はこちらの記事で紹介しています。
まとめ:チャーハンをパラパラにするコツを知って、美味しく作ろう!
この記事の内容をまとめます。
チャーハンをパラパラにする3つのコツをおさらいします。
①タイ米と日本米をブレンドする
②事前に材料は切り、細かくしておく
③油は自分が思うより多めに
パラパラになりにくい方法は以下の通り。
①冷凍・冷えたご飯を使う
②溶き卵を事前に混ぜておく…などなど
パラパラしたチャーハンを作りたいなら、
日本米とタイ米のハイブリッドライスがお手軽です!
日本人が食べるチャーハンにベストなパラパラな米が炊飯器で作れます。
チャーハンだけでなく、カレーにも合うので、簡単に使いきることができますよ。
Amazonレビュー抜粋:
・冷めても適度にまとまっている粘り気はあり、ジャポニカ米ほどネチネチしていないため、チャーハンが簡単においしく出来る上に、フライパンで作るパエリアなども火が通りやすいためか日本米のときのように焦がしたり失敗しませんでした。
以上です。もう一度レシピを読みたい方は、下の青文字リンクからどうぞ。
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