カレーの隠し味にチョコは合う?効果や分量、タイミングや注意点を紹介

カレーの隠し味に甘みや苦みのあるチョコを加えることで、
カレーがさらに美味しくなります。
しかしながら、入れすぎることで味のバランスがとれなくなってしまうので、注意が必要です。
この記事では、
2014年からカレーを作り続けている筆者が
チョコを隠し味として加える効果や量、タイミングを徹底解説します。
①チョコを使う時に必要な知識
②チョコと同じ効果を持つ食材
③おすすめの隠し味とカレーレシピ
カレーの隠し味にチョコレートは合う?効果は、コク&甘みを追加
そもそもカレーの隠し味には、それぞれ効果があると考えています。
「効果」とは味の方向性で5つあります。
①コクの方向性 (バターなど)
②甘みの方向性 (チョコなど)
③香りの方向性 (生姜など)
④苦みの方向性 (コーヒーなど)
⑤酸味の方向性 (酢など)
この5つの方向性を意識しながら、
隠し味を使うことで、自分の理想の味にカレーが近づくと思います。
隠し味について詳しく説明した記事がこちら。
今回の記事のテーマであるカレーにチョコを入れた場合は、以下の効果が得られます。
①カレーにコクを加える
②カレーに甘みを加える
③カレーに苦みを加える(種類による)
次の章で詳しく説明しますが、
使うチョコの種類によって、「子どものカレー」になったり、「大人のカレー」になります。
チョコがもつ隠し味の効果は「コク」と「甘み」ですが、
カカオの量によっては、「甘み」ではなく、「苦み」も加わります。
もしもあなたが苦みのある「大人のカレー」を作りたいなら、
コーヒーも隠し味の選択肢に加わります。
カレーの隠し味にチョコを使いたい!おすすめの種類とその理由
チョコレートの種類は大きくわけて3つあり、それぞれ特徴があります。
①甘みが強いミルクチョコ
②苦みが強いブラックチョコ
③お酒入りやナッツ入りのチョコ
同じチョコといっても、使うチョコの種類で隠し味としても役割は変わってきます。
お酒入りやナッツ入りのチョコはカレーにコクを加えてくれます。
私は少しビターなカカオ多めのブラックチョコが好きです。
私が思う美味しいカレーは、いろんな味の方向性を感じるものです。
どんなに激辛のカレーを頼んでも、
一瞬ふわっと甘みを感じます。
おいしさのメカニズムには、「甘さ」がカレーに絶妙に作用しているんですよね。
私が思う「カレーの美味しいメカニズム」を解説します。
■美味しいと感じるメカニズム
①口の中でまず甘みを感じる
②ワンテンポ遅れて、うまみ、苦み
③もう少し遅れて、スパイスの辛さ
少しずつ遅れてやってくる時間的な繋がりが
カレーの美味しさの秘訣だと考えます。
カレーの隠し味にチョコレートを使う時の分量は?入れすぎはまずい
カレーの隠し味としてのチョコは、使い勝手がいい食材の1つです。
加熱することで溶けて、しっかりとカレーに馴染み、甘みやコク、苦みをつけてくれます。
ただし、入れ過ぎると、味のバランスが崩れてしまいます。
そこである程度の量を決めておきましょう。
隠し味に使うチョコの適量に、
これといって決まりはありませんが、一つの基準としては以下です。
「鍋に対して、まず1カケ」入れて調整。
※多くても2カケまで
使うチョコレートの種類によって、
若干の誤差はありますので、少しずつ加えて味見しましょう。
絶対にしてはいけないことは、
味がまとまらないからといって、チョコを追加し続けることです。
そのため「多くても2カケまで」としました。
また、どうしてもカレールウによってはチョコと相性が悪い場合もあります。
うまくまとまらない場合は、塩などを小さじ1ずつ入れて味を整えるほうが失敗しませんよ。
塩などを隠し味として使う方法を詳しく説明した記事がこちらです。
軽量スプーンがない方はぜひ1セット持っておきたいところです。
下の商品はマグネットつきなので、使わないときは冷蔵庫に貼っておけます。
バラバラにならずにひとつにまとまり、収納もしやすいのがポイントです。
もしもすでにチョコを入れすぎてしまい、
カレーの味がおかしくなった場合は、こちらの記事をどうぞ。
カレーのトラブルを解決する記事です。
カレー作りのノウハウをまとめた記事なので、ブックマークしておくといいと思います。
カレーの隠し味、チョコの使い方!入れるタイミングはいつ?
チョコを入れるタイミングは、
カレールウかカレー粉(スパイス)を使うかで変わります。
入れる前に電子レンジで少し溶かしておくとスムーズです。
カレールウを使う場合
タイミングは、ルウと同じです。
流れとしては以下の通り。
ルウを入れるときと同じタイミングで入れると、全体的に馴染みやすいです。
ルウとチョコを入れる時は火を消してから入れ、ゆっくり溶かすと舌触りがよくなります。
カレー粉、スパイスを使う場合
カレー粉やスパイスを使う場合は、
スパイスを入れた後にチョコを加えます。
流れとしては、以下の通り。
カレールウがない分、チョコが溶けにくいので、全体的に馴染むように、煮込むのを忘れずに。
必ず味見をしてから、2カケ目を加えるかを判断してくださいね。
カレーの隠し味、チョコの代用品!甘みの効果をもつ食材は?
カレーにチョコを入れることで得られる効果は、甘みとコクをプラスするものでした。
チョコ以外にも同じ効果をもつ食材があるので、紹介します。
ひとつまみでも十分に効果があるので、必ず味見をしながら加えましょう。
先ほども説明した「カレーの美味しいメカニズム」です。
■美味しいと感じるメカニズム
①口の中でまず甘みを感じる
②ワンテンポ遅れて、うまみ、苦み
③もう少し遅れて、スパイスの辛さ
少しずつ遅れてやってくる時間的な繋がりが
カレーの美味しさの秘訣。
「後からくる辛さがたまらない!」という
食レポのコメントは、甘さを感じるからですね。
このいわゆる「デレツン効果」は、是非ともカレーに取り入れるべきです。
カレーに甘みをつける食材一覧
・砂糖 (シンプルイズベスト)
・ハチミツ(カレールウを入れる前に)
・チョコレート(1かけでコクも出せる)
・フルーツジュース(甘さと爽やかさ↑↑)
・ジャム(マーマレードが個人的に◎)
・生クリーム(バターチキンに必須!)
・みりん(入れすぎ注意!煮込んだ味に)
甘みを出すための食材は、
チョコと同様に基本的に少しずつ入れることが大切です。
甘みの隠し味は入れすぎてしまうと、
ただ甘ったるいだけのカレーになりますよ。
また作ったカレーが辛過ぎるからといって、
これらの食材を入れるのもオススメできません。
下の辛さを抑える記事を読めば、カレーの辛みと甘みの味のバランスが取れますよ。
カレーの隠し味のチョコレート以外でおすすめの食材は?
隠し味には多種多様な食材が使われます。
それぞれの家庭、生まれ育った環境に、
それぞれの思い出のカレーの味がありますね。
そもそもカレーにとって、一番美味しい隠し味を決めるのは容易ではありません。
そこで、筆者も悩み抜き、
一つの結果を導きました。
美味しい隠し味を見つけるには、
「レトルトカレーの原材料からヒントを得る」
です。
最近のレトルトカレー市場の拡大は目を見張るものがあり、
今やカレールウの市場よりも大きいものになっています。
つまり、美味しいレトルトカレーの原材料を調査し、分析することで、
美味しいカレーの隠し味を見つけることができる。
と私は思っています。
実際に、売れている無印良品のレトルトカレーの原材料を調査し、
まとめた記事がこちらです。
あなたのカレーがもっと美味しくなる、
そんなヒントを得られる記事です。
チョコレートの隠し味でカレーを美味しく作れるようになったら
ある程度カレーを作れるようになったら、1冊レシピ本を買ってみましょう。
もっと多くの種類の本格的なカレーを作ってもいいですし、
スパイスの効果・効能について勉強するのも良いでしょう。
ただ、実際にレシピ本を調べてみても、
カレーの本って結構多いんですよね。
そもそも、人によって興味分野や料理の経験値が違うので、
全ての人にとって、最高の1冊は存在しません。
そこで、学生時代に一人暮らしを始めて、
包丁を握り、カレーに夢中になった筆者が
料理の初心者からカレーの上級者まで、
あなたのレベルに合わせた料理本を提案している記事がこちらです。
レシピ本についてはあまり興味がなく、
調理などの実践メインでカレーをどんどん美味しく作っていきたい方は
便利な調理道具を紹介しているこちらの記事がおすすめですよ。
【実践編】カレーの隠し味としてチョコを使いたいレシピ
最後に、隠し味としてチョコを使ってほしいカレーのレシピを紹介します。
コクが高さが特徴の欧風カレーが相性がよいと思います。
このカレーは隠し味として出汁も使用しており、チョコを加えることで、
さらなるコクの底上げが期待できます。
他にも当ブログには、「バターチキン」や「ひよこ豆カレー」、「スープカレー」など
多くのカレーやスパイス料理のレシピを紹介しています。
毎日の献立に少しアクセントが欲しいと思っている方に、
ぜひ読んでほしい記事を下にまとめました。
本格なスパイスチャーハンや手作りコーラを作ってみませんか?
まとめ:カレーの隠し味にチョコを使って、甘み&コクを上げよう!
カレーの隠し味にチョコを使うと、
以下のメリットがあります。
①カレーにコクを加える
②カレーに甘みを加える
③カレーに苦みを加える(種類による)
カレーの隠し味に使うチョコレートの分量については
これといって決まりはありませんが、一つの基準としては以下です。
「鍋に対して、まずは1カケ」を入れ、調整する。
※多くても2カケまで。
絶対にしてはいけないことは、
味がまとまらないからといって、チョコを追加し続けることです。
うまくまとまらない場合は、塩などを小さじ1ずつ入れて味を整えるほうが失敗しませんよ。
ニンニクや塩を隠し味として使う方法を詳しく説明した記事がこちらです。
軽量スプーンがない方はぜひ1セット持っておきたいところです。
下の商品はマグネットつきなので、使わないときは冷蔵庫に貼っておけます。
バラバラにならずにひとつにまとまり、収納もしやすいのがポイントです。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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