カレーの隠し味にコーヒーは合う?効果や分量、タイミングや注意点を紹介

カレーの隠し味にコーヒーという選択肢、実はありです。
苦みのあるコーヒーを加えることで、
カレーの味に深みを持たせます。
しかしながら、入れすぎることで苦みが強くなってしまうので、注意が必要です。
この記事では、
2014年からカレーを作り続けている筆者が
コーヒーを隠し味として加える効果や量、タイミングを徹底解説します。
①コーヒーを使う時に必要な知識
②コーヒーと同じ効果を持つ食材
③おすすめの隠し味とカレーレシピ
カレーの隠し味にコーヒーは合う?効果は、コク&苦みを追加
そもそもカレーの隠し味には、それぞれ効果があると考えています。
「効果」とは味の方向性で5つあります。
①コクの方向性 (バターなど)
②甘みの方向性 (砂糖など)
③香りの方向性 (生姜など)
④苦みの方向性 (コーヒーなど)
⑤酸味の方向性 (酢など)
この5つの方向性を意識しながら、
隠し味を使うことで、自分の理想の味にカレーが近づくと思います。
例えば、カレーにコーヒーを入れるだけで、以下の効果が得られます。
①カレーにコクを加える
②カレーに苦みを加える
感覚的には、「大人のカレー」になります。
コーヒーがもつ隠し味の効果は「コク」と「苦み」ですが、
バターやヨーグルトといった乳製品特有のコクとは違います。
カレーの隠し味の定番といえば、ハチミツやチョコといった甘みをもたせるものが多いですが、
ぜひ苦みによるコクの隠し味、コーヒーを使ってみてください。
隠し味について詳しく説明した記事がこちら。
カレーの隠し味にコーヒーを使う時の分量は?入れすぎはまずい
カレーの隠し味としてのコーヒーはコーヒー豆や液体のコーヒーもいいですが、
使い勝手がいいのは、インスタントコーヒーです。
加熱することで溶け、しっかりとカレーに馴染み、苦みとコクを加えます。
ただし、使い過ぎると、リカバリーできないほどの苦みを生み出してしまいます。
そこである程度の量を決めておきましょう。
軽量スプーンがない方はぜひ1セット持っておきたいところです。
下の商品はマグネットつきなので、使わないときは冷蔵庫に貼っておけます。
バラバラにならずにひとつにまとまり、収納もしやすいのがポイントです。
隠し味に使うコーヒーの適量に、
これといって決まりはありませんが、一つの基準としては以下です。
「小さじ1/4×人数分」を入れ、調整する。
使うインスタントコーヒーの種類によって、
若干の誤差はありますので、少しずつ加えて味見しましょう。
例えば酸味の強いコーヒーを加えると味のバランスが変わります。
絶対にしてはいけないことは、
味がまとまらないからといって、コーヒーを追加し続けることです。
どうしてもカレールウによってはコーヒーと相性が悪い場合もあります。
うまくまとまらない場合は、ニンニクや塩を入れて味を整えるほうが失敗しませんよ。
ニンニクや塩を隠し味として使う方法を詳しく説明した記事がこちらです。
もしもすでに隠し味としてのコーヒーを入れすぎてしまい、
カレーの味がおかしくなった場合は、こちらの記事をどうぞ。
カレーのトラブルを解決する記事です。
カレー作りのノウハウをまとめた記事なので、ブックマークしておくといいと思います。
カレーの隠し味、コーヒーの使い方!入れるタイミングはいつ?
コーヒーを入れるタイミングは、
基本的にはいつ入れてもいいです。
インスタントコーヒーならば、すぐに加熱すれば溶けてくれます。
私は味の調整に入れるので、最後に入れます。
カレールウでもカレー粉やスパイスでも基本的には同じタイミングですね。
カレールウを使う場合
タイミングは、水やルウを入れた後です。
流れとしては以下の通り。
ルウを入れるとドロッととろみが増すので、
溶けにくいコーヒーを使う時はルウの前に入れましょう。
カレー粉、スパイスを使う場合
カレー粉やスパイスを使う場合は、
スパイスを入れた後にコーヒーを加えます。
流れとしては、以下の通り
カレーの隠し味にコーヒー牛乳を代用で使うとコクと甘みの効果が!
インスタントコーヒーがない場合の代用として、コーヒー牛乳の可能性を考えます。
結論としては、コーヒー牛乳も隠し味として使うのも問題ありませんが、おすすめしません。
理由は、コーヒー牛乳には、砂糖がかなり多く入っているので、
カレーの味のバランス取りが難しいからです。
①カレーにコクを大きく加える
②カレーに甘みを大きく加える
③カレーに苦みを加える
コーヒー牛乳を加えることで、ミルクとコーヒーのコクがプラスされますが、
味の方向性の「コク」と「甘み」を同時に大きく変えてしまいます。
もちろんコーヒー由来の「苦み」も変えます。
コクと甘みが強すぎるカレーは少し辛くするとバランスが取りやすいと思います。
カレーを辛くする方法については、こちらの記事をどうぞ。
カレーの隠し味にコーヒーを!他におすすめの食材は?
カレーの隠し味は、いろんな食材があります。
それぞれの家庭、生まれ育った環境に、
それぞれの思い出の味がありますね。
そもそもカレーにとって、一番美味しい隠し味を決めるのは容易ではありません。
そこで、筆者も悩み抜き、
一つの結果を導きました。
美味しい隠し味を見つけるには、
「レトルトカレーの原材料からヒントを得る」
です。
最近のレトルトカレー市場の拡大は目を見張るものがあり、
今やカレールウの市場よりも大きいものになっています。
つまり、美味しいレトルトカレーの原材料を調査し、分析することで、
美味しいカレーの隠し味を見つけることができる。
と私は思っています。
実際に、売れている無印良品のレトルトカレーの原材料を調査し、
まとめた記事がこちらです。
あなたのカレーがもっと美味しくなる、
そんなヒントを得られる記事です。
カレーの隠し味、コーヒーの代用品!苦み・コク効果をもつ食材は?
カレーにコーヒーを入れることで得られる効果は、苦みとコクをプラスするものでした。
コーヒー以外にも同じ効果をもつ食材があるので、紹介します。
ひとつまみでも十分に効果があるので、必ず味見をしながら加えましょう。
カレーに苦みをつける食材一覧
・コーヒー(THE王道、コクも上がる)
・ココア(少量の水で溶いて入れる)
・セロリ(すりおろして入れると◎)
・ローストしたスパイス(弱火で焙煎)
・ビール(子どもにはおすすめできない)
・カカオ高めのチョコ(甘み&コクも↑)
苦みをつけるのは、少し難しいですが、カレーの味が複雑になるので試してほしいです。
ガーリックチップは混ぜても、盛り付けてトッピングで使っても素敵です。
ローストしたスパイスは必ず弱火で焙煎し、少し色が茶色になった直後に加えます。
初めはカレー粉で練習するといいと思います。
焦げてしまったら、こちらの記事をどうぞ。
コーヒーの隠し味でカレーを美味しく作れるようになったら
ある程度カレーを作れるようになったら、1冊レシピ本を買ってみましょう。
もっと多くの種類の本格的なカレーを作ってもいいですし、
スパイスの効果・効能について勉強するのも良いでしょう。
ただ、実際にレシピ本を調べてみても、
カレーの本って結構多いんですよね。
そもそも、人によって興味分野や料理の経験値が違うので、
全ての人にとって、最高の1冊は存在しません。
そこで、学生時代に一人暮らしを始めて、
包丁を握り、カレーに夢中になった筆者が
料理の初心者からカレーの上級者まで、
あなたのレベルに合わせた料理本を提案している記事がこちらです。
レシピ本についてはあまり興味がなく、
調理などの実践メインでカレーをどんどん美味しく作っていきたい方は
便利な調理道具を紹介しているこちらの記事がおすすめですよ。
【実践編】カレーの隠し味としてコーヒーを使いたいレシピ
最後に、隠し味としてコーヒーを使ってほしいカレーのレシピを紹介します。
コクの高さが特徴の欧風カレーが相性がよいと思います。
このカレーは隠し味として出汁も使用しており、コーヒーを加えることで、
さらなるコクの底上げが期待できます。
他にも当ブログには、「バターチキン」や「ひよこ豆カレー」、「ラムカレー」など
多くのカレーやスパイス料理のレシピを紹介しています。
毎日の献立に少しアクセントが欲しいと思っている方に、
ぜひ読んでほしい記事を下にまとめました。
本格なスパイスチャーハンや手作りコーラを作ってみませんか?
まとめ:カレーの隠し味にコーヒーを使って、まろやかにしよう!
カレーの隠し味にコーヒーを使うと、
以下のメリットがあります。
①カレーにコクを加える
②カレーに苦みを加える
入れるタイミングは最後に入れましょう。
分量はとても大切です。
「小さじ1/4×人数分」を入れ、調整する。
絶対にしてはいけないことは、
味がまとまらないからといって、コーヒーを追加し続けることです。
どうしてもカレールウによってはコーヒーと相性が悪い場合もあります。
うまくまとまらない場合は、ニンニクや塩を入れて味を整えるほうが失敗しませんよ。
ニンニクや塩を隠し味として使う方法を詳しく説明した記事がこちらです。
軽量スプーンがない方はぜひ1セット持っておきたいところです。
下の商品はマグネットつきなので、使わないときは冷蔵庫に貼っておけます。
バラバラにならずにひとつにまとまり、収納もしやすいのがポイントです。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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