辛いカレーを甘くする3つの方法 辛さを抑えるアレンジレシピも紹介

OPINION

美味しく作ろうとして、カレー粉やカレールウを多めに入れたら、辛くなってしまった。

カレールウをみたら、まさかの辛口!子どもが食べるのにどうしよう?

焦って冷蔵庫をみたものの、使えそうな食品はわからない。

さて困った。。

でも、この記事を見つけたあなたは大丈夫。

大学でインド人留学生に出会い、スパイスの魅力に取り憑かれてから、毎週2回、5年以上カレーを作り続けている私がなんとかします。

あなたに、なぜカレーが辛く感じるかのメカニズムや具体的な対処法をしっかり伝えます。

まずはカレーの火を弱めて、冷蔵庫を一旦しめてから、この記事を読んでみてくださいね。

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辛すぎるカレーを甘くする方法は、酢と酸と乳製品(ヨーグルト)の3つを入れる!

カレーの辛さをマイルドにする方法はこれが一番効果的です。

いかに自分の舌、もしくは一緒に食べる人の舌を誤魔化すかが大切です。

これらの食材はカレーの辛さを和らげる働きがあります。

食酢、レモン、ピーナッツバター、牛乳、ヨーグルト、マヨネーズ、(はちみつ)

※はちみつは後で解説しますが、あまりオススメできませんので、()にします。

なぜ辛さを抑えられるのか、辛さの正体とそれぞれの食材の効果を説明していきます。

なぜ辛い?辛いカレーを甘くするなら、カプサイシンを知ろう

カレーが辛く感じる理由は唐辛子がもつカプサイシンが多く含まれているからです。

カレーを食べた時に、舌の上にカプサイシンが存在すると、人間は辛みを感じます。

さらに面白いことに、人間は甘いといった味覚は舌にある味蕾(みらい)で感じるのですが、

辛みは物理的な痛覚で感じるのです。

また辛みは温度によっても強さは異なり、冷たい料理よりも熱い料理の方が、より辛く感じます。

 

さて、このカプサイシンはどんな化学的な構造かというと以下のようになります。

芳香環(ベンゼン環)をもち、長い炭素鎖をもつカプサイシンは、

水には溶けにくいですが、酸や油(脂肪)には溶けやすい性質を持っています。

この性質をうまく使うことで、辛み成分のカプサイシンを溶かして、カレーをマイルドにすることができるのです。

察しの良い方は何を入れたらよくて、何が効果がないか予想できてしまったかもしれませんね。

辛すぎるカレーの辛さを抑え、甘くする方法はどれ?

さて、ここからはいかに自分の舌、もしくは一緒に食べる人の舌を誤魔化すかの戦いです。

今からカプサイシンという辛み成分を3つの方法で撃退しようと思います。

どれが一番効果的でしょうか?

①舌の上に辛みを載せない! カプサイシンを油で溶かして、そのまま洗い流す方法
②辛さの反対は甘さ! カプサイシンを甘さで中和させる方法
③冷たい料理なら辛みは弱まる? 冷たい水で流し込む方法

この3つの方法、どれが一番効果があるかは、

ここまで読んだ皆さんなら、わかりますよね?

舌の上に辛みを載せない! カレーの辛さは、そのまま洗い流すこと

もう一度言いますが、いかに自分の舌、もしくは一緒に食べる人の舌を誤魔化すかが大切です。

カプサイシンは酸や油(脂肪)に溶けます。

つまり、カレーの辛さを和らげる食材はこちら

酸…食酢、レモン
油(脂肪)…ピーナッツバター、牛乳、ヨーグルト、マヨネーズ

これらの食材は、

カプサイシンの成分を溶かすことができるので、しっかり舌の上から洗い流すことで、辛さを和らげることができます。

それぞれの食材の効果を説明しますね。

リンゴ酢の甘さ、酢酸の力で辛いカレーを甘くする。

お酢には唐辛子やスパイスの辛さを和らげる効果があります。

酢は酢酸を薄めたものなので、カプサイシンを溶かすことができるからです。

ただ酢は味がかなり強いので、小さじ1程度から少しずつ入れてくださいね。

酢の種類は穀物酢をはじめ数多くありますが、オススメはリンゴ酢です。

酢本来のまろやかさ、りんごの風味がプラスされ、大変美味しいです。

ちなみにあの美味しいと評判の無印良品のレトルトカレー「スパイシーチキン」にもリンゴ酢が入っていますよ。

冷凍したレモン、クエン酸の力でカレーの辛さを甘くする?

何かのテレビ番組で、「冷凍したレモンを食べた後に、激辛カレーを食べても痛くない」といったのを見たことはありませんか?

実際にその時は解説はされていなかったのですが、おそらく2つの理由があります。

①人間が料理の温度が高いほど、カプサイシンの辛みを強く感じるので、口の中を冷凍レモンで冷まし、辛みを和らげることができるから。

②レモンに含まれるクエン酸が、カプサイシンの辛さを溶かすことができるから。

 

もちろん普通の家庭に都合よく冷凍レモンなんてありません。

ただ2つ目の理由であるクエン酸でカプサイシンを溶かす効果は利用できますね。

カレーにレモン汁を大さじ1入れると味が爽やかになり、まとまります。

新しい味に出会えるチャンスです。ぜひやってみてくださいね。

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ピーナッツバターは辛すぎるカレーをマイルドに、コクもプラス

ピーナッツバターの油分もカプサイシンを溶かすのに効果があります。

ピーナッツバターを入れることのメリットは何と言ってもコク。

カレーの辛さを抑えつつ、コクもプラスできるので1つで2度美味しい。

しかもそれほど有名ではないので、隠し味にもオススメです。

 

また、日本人ウケ最強の甘くてクリーミーなバターチキンカレーのレシピには、

カシューナッツの代わりにピーナッツバターが使われていることがあります。

美味しいカレーの秘密なのかもしれませんね。

激辛カレーの辛さを甘くするのはヨーグルトなどの乳製品が王道

最後に王道と言ってもいい、乳製品。カレーにコクが加わります。

牛乳やヨーグルトも脂肪なので、カプサイシンと混ざります。

そのまま飲み込むことで辛さを洗い流すことができます。

ヨーグルトを使うときは高脂肪のものを選んで使うと、辛さを和らげる効果が大きいですよ。

生クリームもいいですね。リッチなカレーに仕上がります。

ちなみに、ヨーグルトを入れた後は酸味を飛ばす必要があるので、よく混ぜて煮込んでくださいね。

 

辛さを乳製品で和らげる方法は万国共通です。

例えば、メキシカンではサワークリームがタコスのトッピングに使われていますね。

他にもインド料理屋ではヨーグルトベースのマンゴーラッシーが一緒に出てきます。

世界の料理も辛さを和らげるために様々な工夫がされてますね。

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辛いカレーを蜂蜜で甘くすることはできるけど、注意が必要

辛すぎるカレーに蜂蜜といった糖分をプラスする方法もあります。

こちらも、カレーの定番隠し味の一つですよね。

確かに、はちみつを入れて煮詰めることでカレーに新しいコクとうまみがプラスされますが、味の調整には注意が必要です。

はちみつの甘みは大変強く、少量でもかなりの効果を発揮しますが、
入れ過ぎてしまうと辛いのに甘ったるいという、何とも微妙な結果になります。

さらにもう一つ注意点。

カレールウを使ったカレーの場合、蜂蜜に含まれるアミラーゼがとろみのもとであるデンプンを分解するので、とろみがなくなる可能性があります。

蜂蜜を入れたら、必ず弱火で20分くらい煮込んでくださいね。

辛いカレーに水は逆効果。辛みが舌の上で広がるだけ。

どうしても冷水を飲みたくなりますが、ここはグッとこらえて、牛乳を飲んでください。

辛さの元のカプサイシンは水には溶けません。

冷たい水ならなおさら物質は溶けませんよね。

水などの水性の食品は辛さを口の中で広げてしまうため、かえって辛さを感じやすくなってしまいますよ。

辛いカレーのお供は牛乳が一番です。

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甘くすることが不可能な辛すぎるカレーのアレンジレシピ

作った料理を何か別の新しい料理にかえることをアレンジといいます。

カレーに特化したアレンジ本のオススメは、スパイス研究家の一条もんこさんの本です。

出来上がりのカレーに何かを足すだけで簡単にアレンジできるレシピが盛りだくさんです。

実際に一条もんこさんの本のレビュー記事、ぜひ読んでみてください。

そんな彼女の本を読んで、辛すぎるカレーに対するアレンジ方法を考えてみました。

カレーが辛すぎる場合はマヨネーズと卵黄を入れて、混ぜカレー。

カプサイシンを溶かす脂肪が効果があることがわかりましたね。

カレー以外でも工夫することができます。

それはご飯です。

例えば、ご飯にマヨネーズを和えたものを用意し、カレーをかけます。

卵黄を入れて、よく混ぜることで大阪名物の混ぜカレーの完成です。

卵はカレーの辛さもマイルドにできるので、マヨネーズとの相性もバッチリですよ。

最後の奥の手!辛すぎるカレーでチーズたっぷりのドリアを作ろう

ここまで色々試しても、辛すぎて食べられなかった場合の奥の手がこちらです。

乳製品のチーズをたっぷり加え、少量のカレーを牛乳で伸ばし、たっぷりのご飯でドリアを作りましょう。

辛すぎるカレーはカプサイシンの量も段違いで多いです。

そこまでいってしまった場合は、根本的にカレーの量を減らすしかありませんね。

辛いカレーを甘くする方法「隠し味」の考え方

カレーの味は辛さだけではありません。

「甘さ」「こく」「旨味」「爽やかさ」など様々な種類の味を付け加えることができます。

 

それができるのが隠し味です。

小さじ1の調味料を加えるだけで味に変化が出ますよ。

美味しい家のカレーを作りたい方は、ぜひ5つの隠し味の記事を読んでくださいね。

大人気の無印良品のレトルトカレーの原材料をヒントにした自信作です。

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辛すぎるカレーでも甘くすることは可能!工夫次第で美味しくなる

まとめます。

カレーの辛さを和らげる食材はこちらです。

酸…食酢、レモン
油(脂肪)…ピーナッツバター、牛乳、ヨーグルト、マヨネーズ

これらの食材で、カレーにコクを出したり、爽やかな味にしたり、はたまたドリアにしたり。

せっかく作ったカレーを食べられないのは悲しいですが、このピンチを楽しみましょう。

カレーが辛すぎるといったトラブルは、新しい食材を試して、新しい味に出会えるチャンスです。

あなたのカレーが美味しいカレーに生まれ変わって、新しい発見をもたらしますように。

以上、「これ失敗?甘くする?辛すぎるカレーを美味しく食べられる方法まとめ」でした。

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