世界のカレーの種類一覧!特徴や食材、スパイス、レシピ・作り方を解説

日本だけでなく、世界で愛されているカレー!
一つの料理として、これほど世界で受けいられている料理はとても珍しいです。
カレーに必須な食材のスパイスは貿易と共に世界中に広がり、
カレーという料理は、それぞれの国の文化に合わせ、独自の進化をしています。
この記事では、そんな世界中のカレーの種類や特徴、レシピを紹介します。
国によって使うスパイスや食材が異なるので、味ががらりと変わります。
この記事で分かることはこちら
①世界のカレーの種類、特徴、食材
②世界のカレーの作り方、レシピ
③カレーが美味しく作れるレシピ本
世界のカレー、5種類を一覧にして紹介。特徴やレシピがすぐ分かる!
この記事で紹介するカレーの国・地方は
全部で5つです。
国名をクリックすることで、カレーの説明文まですぐに読み飛ばすことができますよ。
世界の国のカレー①:北インドカレーの特徴やスパイス、レシピ
北インドカレーは日本人に馴染みが一番ある外国のカレーです。
北インドカレーならではの、まろやかでスパイシーな特徴は、多くの日本人に愛されています。
北インドカレーの特徴
北インドカレーは、ナッツ系を使うことも多いため、リッチな味わいが特徴です。
こってりな仕上がりになる生クリームやヨーグルトを使用するので、
日本人受けは抜群!
日本のカレーと異なるのは、味の複雑さ。
多くのスパイスを組み合わせて作ります。
北インドカレーで使われる主なスパイス
北インドカレーは食材に合わせてスパイスを変えるため、多くのスパイスが使われます。
主に使われるスパイスは以下の通り。
①カルダモン
②ガーリック
③クミンシード
④クローブ
⑤コリアンダー
⑥シナモン
⑦ジンジャー
⑧ターメリック
⑨黒胡椒
⑩カスリメティ
特にカスリメティは、北インドカレーの代表的なスパイスだといえるので、
ぜひともカレーと一緒に使いたいところ。
以下の記事で使い方を詳しく解説してます。
代表的な北インドカレーのレシピ「バターチキンカレー」
みんな大好きな「バターチキンカレー」
当ブログのレシピはこちらです。
この記事を読むと、10種類のバターチキンカレーの原材料を調査した結果がわかり、
本当に美味しい材料を使ったバターチキンカレーが作れます。
代表的な北インドカレーのレシピ「ほうれん草カレー」
もう一つの北インドカレーは、ほうれん草カレーです。
ほうれん草カレーは通称「サグカレー」。
緑色のカレーで、栄養満点です。
当ブログのレシピはこちらです。
このレシピはTwitterのフォロワーさんからのお悩みを解決した記事です。
妊婦の方も美味しく食べられるカレーで、便秘解消にも効果があります。
きれいな緑色のカレーは見るだけでテンションが上がりますよ。
世界の国のカレー②:南インドカレーの特徴やスパイス、レシピ
南インドカレーは、「スパイシーでサッパリした」カレーです。
南インドは海に近く、ベジタリアンも多いので、
魚介類のカレーや豆、野菜のカレーが主流でヘルシーですよ。
南インドカレーの特徴
北インドのこってりカレーと異なり、サラサラな特徴の南インドカレー。
油脂もあまり使わないので、スパイスの香りがダイレクトに感じられます。
個人的には夏に食べたいのが「南インドカレー」で、冬に食べたいのが「北インドカレー」です。
南インドカレーで使われる主なスパイス
南インドカレーは北インドカレーよりもスパイスの数は少なめです。
魚介類や野菜の素材の味を生かします。
①コリアンダー
②ターメリック
③クミンシード
④マスタードシード
⑤カレーリーフ
この中でもマスタードシードやカレーリーフは南インドカレーで特徴的なスパイスです。
これらの食材はスーパーで購入できないので、通販を利用することをおすすめします。
代表的な南インドカレーのレシピ「ひよこ豆カレー」
最後に当ブログの南インドカレーを味わえるレシピを紹介します。
ひよこ豆カレー「チャナマサラ」です。
ひよこ豆の水煮缶を活用した「お手軽」な南インドカレーです。
写真付きでかなり丁寧に書いたので、料理初心者の方も挑戦してみてくださいね。
世界の国のカレー③:スリランカカレーの特徴やスパイス、主な食材
スリランカは南インドに近いので、
スリランカカレーと南インドカレーはいくつか共通点があります。
油脂をあまり使わない点や魚介類主流のカレーである点です。
スリランカカレーの特徴
南インドカレーとの違いは、ココナッツを使用することです。
ほとんどのスリランカの料理にはココナッツが含まれています。
ココナッツの香りは独特なので、苦手な方もいるかと思いますが、
カレーに入っている「ほんのり香るココナッツ」は正直化けるので、
ぜひ一度試してほしいですね。
スリランカカレーで使われる主なスパイス
主に使われるスパイスは以下の通りです。
①黒胡椒
②チリペッパー
③青唐辛子
④ランぺ(パンダンリーフ)
⑤カレーリーフ
⑥トゥナパハ(ミックススパイス)
ランぺはスリランカカレーの大きな特徴です。
またトゥナパハというミックススパイスが使われるのも独特ですね。
トゥナパハの構成は以下の通り
コリアンダー、クミン、マスタードシード、
フェンネル、シナモン、カレーリーフなど
珍しいランぺは、神戸スパイスから購入できます。
スリランカカレーで使われる主な食材
主な食材は、以下の通りです。
①ココナッツミルク
②ココナッツオイル
③モルディブフィッシュ
モルディブフィッシュという食材を初めて聞いた人が多いと思いますが
スリランカ独特の食材で、スリランカの魚を使った“かつお節”です。
ココナッツミルクに関しては、スーパーで見つかりにくいと思います。
こちらの商品がコスパが良いですね。
世界の国のカレー④:タイカレーの特徴やスパイス、主な食材
アジア系のカレーの中でも、
タイカレーは人気が特に高いです。
皆さんは以下の事実を知っていますか?
実は、日本で愛されているタイカレーと呼ばれる料理は、正確にはカレーではないんです。
タイ語では「ゲーン」と呼ばれ、「スープ」を意味しています。
タイカレーの特徴
インドカレーとは異なり、乾燥したスパイスよりも、生のハーブを使うのが大きな特徴。
ハーブのスパイシーさとココナッツの甘さが調和したカレーで、
「マッサマンカレー」は世界で一番美味しい料理とされていいます。
タイカレーで使われる主なスパイス・ハーブ
タイカレーで使われるスパイスは以下の通り
①クミンパウダー
②コリアンダー(パクチー)
③バジル
④こぶみかんの葉(バイマクル)
⑤レモングラス
パクチーやバジルは生で使用します。
バイマクルは香りづけに使われ、これがあるかないかで大きく印象が変わります。
これらのスパイスはなかなか手に入らないので、「カレーペースト」を購入すると手軽に作れます。
タイカレーで使われる主な食材
主な食材は、以下の通りです。
①ココナッツミルク
②ナンプラー
ナンプラーはタイカレーに欠かせない食材で、
魚を発酵させて作られた液体調味料、いわゆる「魚醤」です。
独特で濃厚な旨味・匂いがあり、数多くのタイ料理で使われているので、
タイ料理といえばこの味、と言っても過言ではありません。
ナンプラーはスーパーでも取り扱いがありますが、
通販で購入した方が相場に安い傾向です。
家に持って帰るのも重いですしね。
お手軽に家でタイカレーを食べたいなら、いなばのカレー缶がおすすめ
もしもお手軽にタイカレーを食べてみたいなら、いなばのグリーンカレーがおすすめです。
おそらく最寄りのスーパーで100円くらいで売っていますので、
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
グリーンカレーなので、少し辛めに設定されているため、
辛いのが苦手な方はこちらの実食記事を読んでみて、購入を決めるのが良いと思います。
世界の国のカレー⑤:インドネシアカレーの特徴やスパイス、主な食材
インドネシアは1万以上の島々で構成され、それぞれの島に異なる文化があります。
インドや中国といったアジアの文化、
オランダやスペインといったヨーロッパの文化も織り交ぜられ、独自の発展を遂げた国です。
特にジャワ島は、ヒンドゥー教と仏教の影響で
肉類をあまり食べないため、「テンペ」という食材を使った料理が多いです。
インドネシアカレーの特徴
辛いのに、なぜかほのかな甘みを感じるカレーが多いイメージ。
それぞれの島で異なった文化があるため、
インドネシアカレーの特徴を端的に言い表せないもどかしさがある。
インドネシアカレーで使われる主なスパイス
よく使われるスパイスは以下の通りです。
①クローブ
②ナツメグ
③ターメリック
④サンバル(唐辛子ペースト)
独特なのが、唐辛子ペーストのサンバル。
スーパーでは見たことがないので、
本格的なインドネシア料理を作るなら、ぜひ1本持っておきましょう。
サンバルは辛いのに、甘みがあります。
カレー以外にも唐揚げやマヨネーズと混ぜると美味しいです。
Amazonレビュー抜粋:
・エスニックソースの巡礼者であることを知人に告白したらばこのソースを薦められ、早速、本品を購入。直に舐めてみたらば、ふむ、ケチャップ並みの甘さ、酸味はそれほどなく、辛さがジワ~~と来る感じ。
インドネシアカレーで使われる主な食材
主な食材は以下の通りです。
①ココナッツミルク
②テンペ(大豆の発酵食品)
テンペは大豆の発酵食品で、
肉類をあまり食べないジャワ島の人々がよく食べる食材です。
独特な食感をもつテンペをぜひ一度、カレーに入れて食べてみてほしいです。
世界中の国のカレーを作りたい!おすすめのレシピ本まとめ
私が読んだことがあるレシピ本の中で、
世界の国のカレーを作るときに役立つ本を
いくつかのカレーの種類ごとに分けて紹介します。
インドカレーを作るのに便利なレシピ本
ざっくりとインドカレーを作りたい方に、
おすすめしたいレシピ本はこちらです。
Amazonレビュー抜粋:
わかりやすくて実用的。
仕上がりの重量が書いてあるので、煮詰め具合もしっかりわかります。
南インドカレーを作るのに便利なレシピ本
南インド料理に特化したレシピ本はこちら。
Amazonレビュー抜粋:
・持ってるビーガンの本で一番みてて面白い。一番買って良かったと思った。
スリランカカレーを作るのに便利なレシピ本
スリランカ料理に特化したレシピ本はこちら。
Amazonレビュー抜粋:
・どのレシピも分かりやすく作りやすい、とても良い本です。スリランカ料理のおいしさに家族友人みんなで目覚め、もう何度作っているかわかりません
自分だけのカレーを作りたい人へ
自分だけのオリジナルカレーを作りたい方や、
スパイスについて深く知りたい方は、
スパイスのレシピ本のまとめ記事をどうぞ。
あなたの料理レベルや興味のあることに沿った最適なレシピ本が見つかります。
世界の国のカレーに必要なスパイスの種類は多い!どこで買うべき?
ここまでいろんな国のカレーで必須のスパイスを紹介しました。
いろんな種類のスパイスを購入したい場合は、
こちらの専門店のリストが役立つと思います。
香り高く、質の良いスパイスが数多くそろっているので、お得に購入できますよ。
アマゾン版!スパイスを1種類ずつ安く買える専門店
楽天版!スパイスを1種類ずつ安く買える専門店・通販サイト
まとめ:世界の国の数だけカレーの種類があり、全て愛されている!
この記事の内容をまとめます。
この記事で紹介したカレーの国・地方は
全部で5つです。
もう一度カレーの説明を読みたい方は、
クリックひとつで、その部分まで戻ります。
この記事を読んで、いろんなカレーを作ってもらえたら、とても嬉しいです。
料理スキルに自信がない方は、以下のレシピ本のまとめ記事を読み、
自分にあったレシピ本を選んで、簡単なものから作ることをおすすめします。
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