美味しいカレーを作ろうとしたが、
なんとなく薄く、水っぽい。
家で作ったカレーがなぜかスープカレーみたいな感じになってしまった。
とろみがなく、もの足りない。
そんなカレーを美味しくする食材5つを
年間100回以上カレーをつくる私が厳選!
その5つの食材はこちらです。
また、これらの食材が1つもない!
という方のためにも対処法を紹介していますので、ご安心ください。
さらにこの記事では、
なぜあなたの作ったカレーが水っぽくなってしまったかの原因も探っていきます。
最後まで読むことで、次からは必ず美味しいカレーを作ることができますよ。
あなたのカレーの原因は?水っぽい?味が薄い?とろみがない?
まずはあなたのカレーの原因を探しましょう。
カレーが水っぽいということは、水と味のバランスがおかしい
ということです。
よって改善方法は2つあります。
味を濃くするか、水にとろみをつけるかです。
実際に味見をしたときに、
味はしっかりついている場合は
さらに味を濃くする食材を入れるのはよくありません。
次の章で2つの改善方法を紹介しています。
あなたに合う方法を選んでください。
改善方法①カレーの味を濃くする食材を入れて煮詰める
カレーの味が薄い時に入れてほしい食材はこの4つです。
コンソメ:カレーの味を濃くし、深みを生む
コンソメには、野菜や肉のエキスが凝縮されています。
いわゆる二日目のカレーの味になります。
固形のコンソメを使う場合は少し砕いて入れてください。
コンソメがなければ、ブイヨンを使います。
焼き肉のたれ:1つで2度美味しい、万能タイプ
大根おろしが入っていない焼き肉のたれなら、何でもよいです。
焼き肉のたれにはいろんな食材が入ってます。
リンゴ、はちみつ、にんにく、ソース、塩
これらの食材はすべてカレーの味を美味しくする食材です。
しかし焼き肉のたれを入れすぎてしまうと、
味が濃くなりすぎるので、注意しましょう。
カレー粉:塩分量を上げずに味を濃くする
カレー粉はスパイスをミックスしたものです。
スパイスはただ単に料理を辛くするものではありません。
スパイスには以下のような効果があります。
加えると塩気を感じるようになるスパイスは、
黒胡椒、七味唐辛子(カイエンペッパー)、ガラムマサラです。
これらはカレー粉に含まれているので、
カレー粉を使うだけでも味を濃くできます。
下の記事ではカレー粉の原材料やルウとの違いを解説しています。
わたしのおすすめのカレー粉も紹介中。
>>カレー粉とルウ、ガラムマサラの違いを解説!レシピや手作り、代用法は?
バター:カレーにコクを加える縁の下の力持ち
カレーにバターを加えるとコクが明らかに改善します。
ワンランク上のカレーを作るならぜひとも加えてください。
バターを使う時は、コンソメなどの味を濃くする食材と一緒に加えると美味しくなります。
下の記事では、出汁とバターを使った欧風カレーのレシピを紹介しています。
自信作ですので、ぜひとも読んでみてください。
>>欧風カレーのレシピ・作り方!厳選ルウと玉ねぎの皮の出汁で人気店の味に
またバターに関してはインドのバターのギーがおすすめです。
インドのバター、ギーの魅力は栄養価が高いこと
ギーは何と言っても栄養価が高いのが魅力。
発酵無塩バターを溶かし、
ろ過することで不要な水分や糖分、タンパク質などを除去しています。
オレイン酸やビタミンAやビタミンEなど、
体によいと言われる成分を豊富に摂ることができます。
同じギーを選んで買うなら、できるだけ栄養価が高いものを選びたいですよね。
そこでおすすめなのは、
牧草をたっぷり食べたことを証明する、「グラスフェッド」表記がついている商品。
ギーの原料は牛や水牛、ヤギなどのミルクから作った無塩バターですが、
栄養価の高さは、やはり牛の飼育環境に大きく左右されます。
広々とした牧場で、健康的に飼育された牛のミルクを使用したものが理想的です。
グラスフェッドがついたギーで最安なのがこちらです。
もう一つの比較用で紹介したいのが、コスパ最強のアムール社のギーです。
コスパ重視のためなのか、残念ながら「グラスフェッド」の文字はついていませんが、
アムール社は何と言っても、インドの家庭で人気ナンバーワンのメーカーで、品質は安心です。
量も1リットルと多いので、
料理の調味料やバターの代わり、
アーユルヴェーダのマッサージに使えるので汎用性が高いです。
アムール社の缶はインドらしいおしゃれなデザインなので、
キッチンのインテリアとしてもステキです。
改善方法②カレーのとろみがない時に入れるのは小麦粉?片栗粉?
カレーにとろみをつけるなら、
片栗粉よりも小麦粉をおすすめします。
小麦粉と水を同量で溶き、
カレーが沸騰しているところに少しずつ加えましょう。
目安としては、10皿分のカレーに対して約大さじ2の小麦粉と水を加えます。
弱火で10分ほど煮込むと、とろみがつきます。
お好みのとろみに調整しましょう。
また、料理のとろみ付けとしてよく使用される片栗粉は、
たしかにとろみ付けにも使用できますが、
片栗粉でのとろみ付けは粘りも出てしまいます。
したがって、カレーには小麦粉でとろみをつける方がよいでしょう。
片栗粉は小麦粉が家にないときの代用として利用しましょう。
カレーの味が薄く水っぽい原因は食材の水分?新玉ねぎに注意
大きく2つの原因が考えられます。
もともとの食材の水分が多すぎたか、
炒め不足で食材の水分が残ってしまったかです。
水分を多く含む野菜を使う時は注意
レシピに忠実に作っているのに、カレーが水っぽくなる原因は
野菜の水分量の違いです。
水はレシピ通りに計量できますが、野菜に含まれる水分までは考慮されていません。
新玉ねぎのようなみずみずしい野菜を使うと、
レシピに使われている野菜と水分量が大きく変わる場合があります。
またカボチャやニンジンなど、
少しずっしりとしていてあまり水分がなさそうに見える野菜でも、
75%以上は水分です。
野菜の量を多く入れてしまうと、
それだけ水っぽいカレーができる可能性が高まります。
玉ねぎの炒めるときはしっかりあめ色に
私たちが思ってるよりも、
野菜には、多くの水分が含まれていることがわかりました。
つまり水っぽいカレーにしないために、
しっかりと加熱して、野菜の水分を飛ばさなくてはいけません。
特に玉ねぎは、カレーの味に影響する大切な野菜ですので、
しっかりと飴色になるまで、加熱しましょう。
水分が多い新玉ねぎを使う場合、
炒める時間が普通の玉ねぎよりも倍以上かかる
と思ってください。
こちらの記事で、
4つの時短テクで飴色玉ねぎを作る方法を紹介しています。
>>飴色玉ねぎを10分で作るために、覚えるべき4つのこと【時短テク】
カレーが水っぽくなる原因?入れたらとろみが減る食材まとめ
カレーが水っぽくなる原因は、水分を多く含む野菜の他にもあります。
下にまとめてみました。
水っぽくなる具材まとめ
新玉ねぎ、魚介類、味噌、はちみつ、醤油
新玉ねぎは先ほど説明した通りなので、
省略します。
魚介類も水分を多く含む食材です。
特にスーパーで売っているシーフードミックスは、
冷凍のものが多く、どうしても水分が多くなりがちです。
はちみつや味噌、醤油も注意です。
なぜなら、「はちみつ」「味噌」「醤油」など、アミラーゼという酵素を含むからです。
酵素をもつ食材をカレールウを入れたあとの仕上げに入れると、
とろみが弱くなってしまいます。
どうしても味噌やはちみつを使いたい場合は、
カレールウを入れる前に入れて、20分以上加熱しましょう。
味が薄く水っぽいカレーをアレンジ!次の日も美味しいうどん
最後に、味が薄い水っぽいカレーのまま、食べる方法を紹介します。
いわゆる最終手段ですが、これが一番おいしいかもしれません!
めんつゆを加え、カレーうどんにアレンジする方法です。
一人分のカレーに対して、3倍濃縮のめんつゆを50ml加えてください。
うどんがなければ、インスタントラーメンをそのまま入れて煮込むのもありです。
このアレンジ方法は、カレー研究家の一条もんこさんの本から学びました。
カレーに特化したアレンジレシピの本です。
あなたの知らないレトルトカレーのアレンジレシピ 一条もんこ
まとめ:カレーの味が薄く、水っぽくなっても解決できる!
逆に水っぽくなってしまう食材はこちら
めんつゆを加えて、カレーうどんにしましょう。
一人分のカレーに対して、3倍濃縮のめんつゆを50ml加えてください。
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