カレーの隠し味、酢で酸味と甘みアップ!効果や分量、タイミングを紹介

カレーの隠し味にたった少しの酢を加えることで、
カレーがさらに美味しくなります。
使い方も簡単で最後にすこしかけるだけでめちゃくちゃ印象が変わります。
この記事では、
2014年からカレーを作り続けている筆者が
酢を隠し味として加える効果や量、タイミングを徹底解説します。
①酢の使い方と効果
②酢のタイミング
③酢以外のおすすめの隠し味
④おすすめの隠し味とカレーレシピ
カレーの隠し味に酢は相性がいい?効果は爽やかな酸味と甘みを追加
そもそもカレーの隠し味には、それぞれ効果があると考えています。
「効果」とは味の方向性で5つあります。
①コクの方向性 (バターなど)
②甘みの方向性 (ケチャップなど)
③香りの方向性 (生姜など)
④苦みの方向性 (コーヒーなど)
⑤酸味の方向性 (酢など)
この5つの方向性を意識しながら、
隠し味を使うことで、自分の理想の味にカレーが近づくと思います。
隠し味について詳しく説明した記事がこちら。
カレーに酢を入れた場合は、以下の効果が得られます。
カレーに酸味を加える
カレーの辛さを和らげる
2つめの効果「カレーの辛さを和らげる」ことについて、驚いた方もいるかもしれません。
次の章で説明しますね。
カレーに酢を隠し味として合う?加えるだけで、辛さが和らぐ?
実はカレーに酢を加えると、辛さを感じづらくなります。
特にフルーツ酢を使った場合は甘さも加わるので、さらにカレーの辛さが和らぐでしょう。
酢が辛いカレーを甘くする理由については、下の記事で詳しく紹介しています。
自分なりに考えた辛さを感じるメカニズムも解説しているので、気になる方は読んでみてください。
カレーの隠し味に酢を使う時の分量は?まずは大さじ1から
どんな隠し味もそうですが、入れ過ぎると、味のバランスが崩れてしまいます。
そこである程度の量を決めておきましょう。
隠し味に使う酢の適量に、
これといって決まりはありませんが、一つの基準としては以下です。
4人分に対して、大さじ3~4まで
酢はカレーの味をガラッと変えるので、
少しずつ味見をしながら加えるようにしてください。
入れすぎるとかなり酸っぱくなってしまいます。
レモンが好きな方でも小さじ3(大さじ1)までにとどめましょう。
また、味がまとまらないからといって、酢を追加し続けるのではなく、
うまくまとまらない場合は、
おろしニンニクや生姜を小さじ1入れて味を整えるようにしましょう。
酢だけで無理に味を整える必要はないんです。
隠し味について詳しく説明した記事がこちら。
また、軽量スプーンがない方はぜひ1セット持っておきたいところです。
下の商品はマグネットつきなので、使わないときは冷蔵庫に貼っておけます。
バラバラにならずにひとつにまとまり、収納もしやすいのがポイントです。
もしもすでに酢を入れすぎて、酸味が強すぎたり、なんとなく不味くなった場合は、
こちらの記事をどうぞ。
カレーのトラブルを解決する記事です。
カレー作りのノウハウをまとめた記事なので、ブックマークしておくといいと思います。
カレーの隠し味「酢」の使い方!入れるタイミングはいつ?
酢を入れる最適なタイミングは、完全な好みです。
酢の酸味を出すか、甘みを出したいかどうかで変わります。
酢の酸味より「甘み」を出したい場合
酢の酸味をなんとなく感じるくらいで良い場合は、入れるタイミングは以下の通り。
ルウを入れる前にしっかり煮込んでおくことで、酢の酸味が和らぎます。
酢には蒸発しにくい糖類やアミノ酸が含まれるため、これらの影響で和らいだと感じます。
辛いカレーを食べるのが苦手な方も、こちらのタイミングが無難です。
酢の酸味を残したい場合
酢の酸味が好きな場合は、ルウを入れた後に加えます。
カレールウを入れて、火を止める直前に酢を入れましょう。
カレーの隠し味におすすめの酢の種類について!リンゴ酢が最適?
実は、酢はいろいろな原料から作られています。
原料によってアミノ酸の量、香りが違ってくるので、自分の好きな酢を選ぶのも面白いですよ。
穀物酢
黒酢
リンゴ酢などのフルーツ酢
バルサミコ酢
ワインビネガー
まずはノーマルな「穀物酢」
米・麦・とうもろこしなどが原材料。
酸味と旨味のバランスがよいので、入門編にどうぞ。
甘みをだすなら「りんご酢」
りんご果汁が原料。爽やかな甘い香りが特徴で甘みを出しやすい。
実は無印良品のレトルトカレーにも使われています。
コクをだすなら「黒酢」
玄米が主な原料。たんぱく質が多く含まれており、旨味の元となるアミノ酸の量が多い。
長期熟成なので酸味がまろやかなのが特徴。
さわやかな酸味をだすなら「ワインビネガー」
ぶどうが原料。
さわやかな酸味が特徴でドレッシングやデザートにも使われます。
甘み&コクのW効果!「バルサミコ酢」
実はカレーにも合うイタリア伝統のバルサミコ酢。
発酵させたぶどうが原料。
樽などで長期熟成されているので、甘味と旨味が強いです。
ヨーロッパの友人が勧めてくれたバルサミコ酢はこちらです。
酢にカレーの隠し味以外の用途が!肉を柔らかくする効果あり
実は酢は、
カレーの隠し味以外の用途があるんです。
それはずばり、肉を柔らかくする効果です。
肉を焼く前に酢やヨーグルトなどと一緒に放置しておくことで、
段違いに肉が柔らかくなります。
他にもカレーの肉を柔らかくする方法について、以下の記事で詳しく説明しています。
簡単に実践可能な方法を3つ紹介しているので、ぜひ一度試しに読んでみてくださいね。
カレーの隠し味、酢の代用品!酸味の効果をもつ食材
カレーに酢を入れると「酸味」をプラスできます。
酸味を加える効果をもつ食材は他にもあるので、紹介します。
小さじ1でも十分に効果があるので、必ず味見をしながら加えましょう。
カレーに酸味をつける食材一覧
・酢 (味の引き締め。甘み、酸味を同時に)
・レモン汁(香りも爽やかに)
・ヨーグルト(まろやかさ、甘みもプラス)
・ジャム(マーマレードで酸味↑)
・ケチャップ(入れるタイミングで変化)
・ワイン(コクもアップ、安物で十分)
・梅干し(意外だけど、実は美味しい)
※青文字をクリックすると、その食材の隠し味としての使い方がわかります。
ナンプラーをキッチンに常備している方は、けっこうレアかなと思いますが、リストに入れました。
隠し味といっても、多くの食材があるので、いろいろ試してほしいです。
簡単に実践できて、隠し味の味の変化を楽しめるのはヨーグルトだと思います。
酢と同じように若干の酸味も加えることができますし、辛さの調整もできますよ。
ヨーグルトを隠し味に使う場合は、
こちらの記事でしっかり説明しています。
タイミングや量について最適解を知りたい方は
ぜひ読んでみてくださいね。
カレーの隠し味の酢以外でおすすめの食材は?使い方も解説!
美味しいカレーとは何なのでしょうか?
それぞれの家庭、生まれ育った環境に、
それぞれの思い出のカレーの味があります。
そもそもカレーにとって、一番美味しい隠し味を決めるのは容易ではありません。
そこで、筆者も悩み抜き、
一つの結果を導きました。
美味しい隠し味を見つけるには、
「レトルトカレーの原材料からヒントを得る」
です。
最近のレトルトカレー市場の拡大は目を見張るものがあり、
今やカレールウの市場よりも大きいものになっています。
つまり、美味しいレトルトカレーの原材料を調査し、分析することで、
美味しいカレーの隠し味を見つけることができる。
と私は思っています。
実際に、売れている無印良品のレトルトカレーの原材料を調査し、
まとめた記事がこちらです。
あなたのカレーがもっと美味しくなる、
そんなヒントを得られる記事です。
酢の隠し味でカレーを美味しく作れるようになったら
ある程度カレーを作れるようになったら、1冊レシピ本を買ってみましょう。
もっと多くの種類の本格的なカレーを作ってもいいですし、
スパイスの効果・効能について勉強するのも良いでしょう。
ただ、実際にレシピ本を調べてみても、
カレーの本って結構多いんですよね。
そもそも、人によって興味分野や料理の経験値が違うので、
全ての人にとって、最高の1冊は存在しません。
そこで、学生時代に一人暮らしを始めて、
包丁を握り、カレーに夢中になった筆者が
料理の初心者からカレーの上級者まで、
あなたのレベルに合わせた料理本を提案している記事がこちらです。
レシピ本についてはあまり興味がなく、
調理などの実践メインでカレーをどんどん美味しく作っていきたい方は
便利な調理道具を紹介しているこちらの記事がおすすめですよ。
まとめ:カレーの隠し味に酢は合う!酸味と甘みでさらに美味しく!
カレーの隠し味に酢を使うと、
以下のメリットがあります。
カレーに酸味を加える
カレーの辛さを和らげる
カレーの隠し味に使う酢の分量については
これといって決まりはありませんが、一つの基準としては以下です。
4人分に対して、大さじ3~4まで
ヨーロッパの友人が勧めてくれたバルサミコ酢はこちらです。
絶対にしてはいけないことは、
味がまとまらないからといって、隠し味を追加し続けることです。
うまくまとまらない場合は、塩などを小さじ1ずつ入れて味を整えるほうが失敗しませんよ。
ニンニクなどを隠し味として使う方法を詳しく説明した記事がこちらです。
軽量スプーンがない方はぜひ1セット持っておきたいところです。
下の商品はマグネットつきなので、使わないときは冷蔵庫に貼っておけます。
バラバラにならずにひとつにまとまり、収納もしやすいのがポイントです。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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