シーフードカレーを作るコツ!隠し味、具材、スパイスに分けて解説

普通のカレーよりも特別な気がする、海鮮を使ったシーフードカレー。
そんな人気のカレーですが、何を入れると美味しくなるのでしょうか?
冷凍シーフードミックスの美味しい解凍方法をご存知でしょうか?
読者の皆さんが、美味しいカレーを作ってハッピーな気持ちになれるよう、
カレーを年100食以上作る筆者が、美味しいシーフードカレーを作るコツを解説します。
①シーフードカレーを美味しく作るコツ
②使いたい材料、隠し味、スパイス
③冷凍シーフードミックスの下処理方法
シーフードカレーで人気具材は冷凍食品のミックス!解凍方法を紹介
まずは予備知識として、人気の具材のシーフードミックスをどう解凍するかを説明します。
この準備ができるかどうかで、美味しいカレーになるか決まるといってもいいでしょう。
【用意するもの】
シーフードミックス150gに対して
- 水…1カップ
- 塩…6g
②指でつまんで解凍できたか確かめる
③水を切り、水分を拭き取って完了
※キッチンペーパーなどを使うと◎
美味しくしたいなら、必ず塩水で解凍
シーフードミックスを美味しく食べたいなら、塩水解凍がベストというのは、
実は冷凍食品メーカーの中では、常識になりつつあります。
大手冷凍食品メーカーのニチレイフーズのページを引用しましょう。
冷凍シーフードのおすすめの解凍方法は「塩水解凍」。
海水と同じくらいの塩水(塩分濃度3%程度)に浸けることで
シーフードから水分が流出することを防ぎ、プリプリの食感に。
シーフード本来の旨味をキープすることができます。
もっと冷凍シーフードミックスについて知りたい!
冷凍シーフードミックスの使い方や臭みの取り方についても知りたい方は、
こちらの記事で詳しく説明しています。
シーフードカレーを美味しく作るコツは「具材×隠し味×スパイス」
シーフードカレーを含むカレー全般に言えることですが、
美味しいカレーを作る時は、この考え方をまず意識して下さい。
「具材×隠し味×スパイス」の組み合わせで、自分に合ったカレーを作る
読者の皆さんは、どんな具材が好きですか?どんな調味料が好きですか?
私はプリプリのエビとハチミツ、ココナッツミルクを加えたアジアンなカレーが好きです。
まずあなたがどんなシーフードカレーを作りたいのか、考えてみましょう。
シーフードカレーだからといって、別に野菜を入れてもいいでしょう。
①ジャガイモ
②玉ねぎ
③キノコ類
さらに魚介類の具材を考慮して
「具材×隠し味×スパイス」の組み合わせを意識すると、もっと様々なカレーが作れますよ!
①イカ×レモン×パプリカパウダー
⇒地中海風のイカのカレー
②エビ×バター×カスリメティ
⇒本格派のインドカレー
③サーモン×出汁×花椒
⇒和風テイストの鮭カレー
④カキ×ココナッツミルク×パクチー
⇒異国を感じるタイカレー
⑤ホタテ×生クリーム×ブラックペッパー
⇒超王道のコクたっぷりカレー
冷凍食品のミックス以外でおすすめのシーフードカレーの具材は?
シーフードカレーといえば、冷凍エビのイメージが強い方もいると思います。
以下の具材を入れてみるのはどうでしょうか?
①イカ
②エビ
③サーモン
④カキ
⑤ホタテ
※魚介類と一緒に野菜も!
・玉ねぎ
・ジャガイモ
・キノコ類
魚介類は単品で手に入らない場合、シーフードミックスを使うのもおすすめです。
キノコ類のしめじを加えることで、うまみも加わるので、シーフードカレーと相性抜群です。
シーフードカレーを美味しく作るコツは?おすすめの隠し味まとめ!
次に紹介するのが隠し味です。
もう一度シーフードカレーを美味しく作りコツをおさらいしてみましょう。
「具材×隠し味×スパイス」の組み合わせで、自分に合ったカレーを作る
隠し味はシーフードカレーの味の方向性を大きく変えてしまう可能性をもっています。
読者の皆さんは、どんな味のシーフードカレーが好きですか?
甘みやコク、酸味などカレーの隠し味には様々な効果があるんです。
シーフードカレーに甘みを加える隠し味
辛いものと甘いもののバランス取りができると、食べるのが止まらないカレーになります。
もちろん、辛いのが苦手な人は「甘み」の隠し味だけでも問題ありません。
実はシーフードと「甘み」ってそれだけで相性抜群なんです。
「シーフードカレーに最適な甘い隠し味」を紹介します。
・砂糖 (シンプルイズベスト)
・ハチミツ(カレールウを入れる前に)
・チョコレート(1かけでコクも出せる)
・フルーツジュース(甘さと爽やかさ↑↑)
・ジャム(リンゴやイチゴで甘み↑)
・オイスターソース(旨味と甘みが倍増)
・ケチャップ(入れるタイミングで変化)
※青文字をクリックすると、その食材の隠し味としての使い方がわかります。
シーフードカレーにコクを加える隠し味
カレーにコクを加える隠し味は数多くあります。
その中も「シーフードカレーに最適な隠し味」を厳選しました。
・バターやギー(オススメ!肉を焼く時も)
・ヨーグルト(しっかり加熱)
・牛乳(マイルドになる。お手軽)
・コンソメ(ブイヨンと同じ効果+塩分)
・ワイン(程よい酸味も。安物で十分)
・味噌(キーマカレーとの相性も抜群)
・醤油(分量注意!少なめでOK)
※青文字をクリックすると、その食材の隠し味としての使い方がわかります。
ここに来て、ココナッツミルクは隠し味かどうか少し迷いました。
ココナッツミルクを入れると、「ココナッツ感が隠れていない」状態になるからです。
それだけカレーの味に影響を与えてしまう食材なんですよね。
従って、カレーに加える場合は、だいたい以下の量を目安にしましょう。
おすすめのココナッツミルクはこちらです。
色んなココナッツミルクを試してみましたが、この缶詰めがコク、風味、粘度の観点で
タイカレーに最適だと思います。
シーフードカレーに酸味を加える隠し味
実は侮れないのが「酸味」の隠し味。
この隠し味をうまく使えるようになると、あなたのカレーがワンランク美味しくなります。
・酢 (味の引き締め。甘み、酸味を同時に)
・レモン汁(香りも爽やかに)
・ヨーグルト(まろやかさ、甘みもプラス)
・ジャム(マーマレードで酸味↑)
・ケチャップ(入れるタイミングで変化)
・ワイン(コクもアップ、安物で十分)
・梅干し(意外だけど、実は美味しい)
※青文字をクリックすると、その食材の隠し味としての使い方がわかります。
他にもシーフードカレーのおすすめの隠し味があります!
カレーの隠し味は本当にたくさんの種類があり、
好みに応じて、香りや苦みといった要素を加えることもできます。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
シーフードカレーを美味しく作るコツ!おすすめのスパイスの一覧
最後に紹介するのが、「スパイス」です。
カレー粉やルウと合わせて使っても良いですし、
下記の記事を参考にしながら、全てスパイスで作ることに挑戦してもよいです。
シーフードカレーと相性が良いスパイスはこちらです。
①マスタードシード
⇒プチプチ食感がクセに
②花椒
⇒アジアの雰囲気アップ
③ブラックペッパー
⇒安定感抜群
④カスリメティ
⇒写真映え最強
⑤パプリカパウダー
⇒赤い色で美味しそうな見た目に
⑥フェンネルシード
⇒魚といえば、このスパイス!
⑦クミンシード
⇒実はダイエット効果がある!
※青文字をクリックすると、スパイスの特徴がわかります。
この中で特におすすめしたいのが、マスタードシードとカスリメティです。
なぜシーフードカレーにマスタードシードというスパイスがおすすめなのか?
マスタードシードはテンパリングという調理方法で加えることで
シーフードカレーに辛さとプチプチ食感を加えることができます。
また魚を多く使う南インドのカレーに「マスタードシード」はよく使われているので、
親和性も高いスパイスになっています。
テンパリングの方法はこちらで写真付きで解説しています。
なぜシーフードカレーにカスリメティというハーブがおすすめなのか?
カスリメティはドライハーブの一種で最近は専門店でも使われています。
下の写真はエビのカレーに入れたものです。
鮮やかなハーブの緑色のおかげで、写真映えしますね。
カスリメティの具体的な使い方は下記の記事にまとめました。
その他のスパイスはどこで購入するとお得なのか?
カレーのスパイスは基本的にスーパーよりも専門店で購入すると、グラム単価が安くなります。
基本的なスパイスをお得に購入したい方はこちらの記事をどうぞ。
日本に輸入されているスパイスの質は高く、これらの専門店なら保存状態も完璧です。
特に何もスパイスを持っていない方は、「クミンシード」がおすすめです。
手軽にエスニックな雰囲気を出せるスパイスであり、ダイエット効果も高いです。
アマゾン版!スパイスを1種類ずつ安く買える専門店
楽天版!スパイスを1種類ずつ安く買える専門店・通販サイト
まとめ:シーフードカレーは具材×隠し味×スパイスで美味しく作る!
この記事の内容をまとめます。
シーフードカレーを作る時は以下のコツを意識して下さい。
「具材×隠し味×スパイス」の組み合わせで、自分に合ったカレーを作る
あなたやカレーを食べる方の好きな食材を使うことで、満足度の高いカレーを作りましょう。
もっと美味しいシーフードカレーを作るコツは?道具や本をそろえよう!
ある程度カレーを作れるようになったら、1冊レシピ本を買ってみましょう。
ただ皆さんの料理に対する知識や料理の経験値が違うので、
全ての人にとって、最高の1冊をすぐに紹介できません。
そこで、学生時代に一人暮らしを始めて、
包丁を握り、カレーに夢中になった筆者が
料理の初心者からカレーの上級者まで、
あなたのレベルに合わせた料理本を提案している記事がこちらです。
レシピ本についてはあまり興味がなく、
調理などの実践メインでカレーをどんどん美味しく作っていきたい方は
便利な調理道具を紹介しているこちらの記事がおすすめですよ。
コメント